天気が悪かったら行かないつもりだったので・・・・ホール横の飲食スペースでクラフトビール片手に、色々つまみ食いするのがこのイベントの何よりの楽しみ。そのためには天気が良くないと。でも、メインたる音楽イベントも結構楽しかったです。参加したのは、有料公演二つと無料公演二つ。
1.レオンコロ弦楽四重奏団
ハイドン:弦楽四重奏曲第39番ハ長調「鳥」
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイチェル・ソナタ」
(アンコール シュルホフ:弦楽四重奏のための5つの小品 より第1曲)
2.ダリボル・カルヴァイ(Vn)&阪哲朗(Pf)
クライスラー:愛の悲しみ、美しきロスマリン、愛の喜び
マスネ:タイスの瞑想曲
3.ギータ・クンチャナ(ガムランアンサンブル)
あわてうさぎ2024
聖なる森の物語:銀の雨(バロンに使える女官たちの舞踊)・聖なる獅子(バロンの舞踊)・チェンドラワシ(極楽鳥の求愛)
4.大津児童合唱団
大津児童合唱団団歌「たびだちのうた」
同声合唱組曲 四季から「春」
幸せの黄色いリボン
ムーンリバー
チェスボード
この中では、レオンコロ四重奏団と大津児童合唱団が出色。
レオンコロカルテット、みんな20代と思しき面々なのだが、近年ありがちな4人がバリバリに拮抗するというようなやり方ではなく、均質な4人が一つの楽器のようにカルテットを奏でる、どちらかというと昔のヨーロッパのカルテットを彷彿とさせる団体と聴きました。そんなもので、ヤナーチェクもとても聴きやすい仕上がり。昔、大阪で聴いたヤナーチェクカルテットの、極北まで突き抜けるような尖がった演奏とは全く違っていて、ある意味新鮮だったですね。ヴィオラが小柄な日本人女性で、最初に簡単な挨拶。初めての日本ツアーとの言も初々しく、非常に好印象でした。
初々しいと言えば、大津児童合唱団の面々の初々しさも輝かんばかり。「チェスボード」が曲目に上がっていたので是非にと思い、ここまでは聴こうと残っただけのことはありました。想いのこもった合唱の美しさは、格別ですね。まあ、この団体の優秀さがあってのことでしょうけれど。
でも、今日の一番は、実は朝9時の開場すぐのロビーで、組長と岡本さんがやっていたリハーサルだったんじゃないかなあ。午後のロビーコンサートの曲も、12時からの有料公演の曲も含めて、かなりの曲をリハーサルされていたのだが、その中でもヘスという作曲家の映画「ラヴェンダーの咲く庭で」のテーマ音楽が絶品。組長のヴァイオリンが湛える、水平線の彼方まで透き通るかのような音色と抒情、それがまだそれほどの人が訪れていないびわ湖ホールロビーに響きわたる時間、それはそれは至福の極みでした。
レオンコロの当日券ゲットのために、早く来て良かったなあ。やっぱり、無精をしてはいけませんな。出会い、は人生の宝物、ですね。
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