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2024年01月12日22:48

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ヒビノキ855(01月07日〜01月13日までの1週間/週前半)

2024/01/07〜2024/01/13までの日曜日〜水曜日の週前半の日記です。

■2024/01/07/日
これはわりと“無理”して視聴する作品をのこさないと、今期最後までマラソンに付き合うものがなくてすっかすっかになってしまうパターンだ。 > 24年冬アニメ

『異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。』
https://mohunadeanime.com/
原作は「Mノベルスf(双葉社)」が刊行している向日葵のライトノベル。今期の「なろう系作品」。ブラック企業に勤め、27歳で過労死をした秋津みどりは、動物をもふもふしたい夢を抱き異世界的転生をはたす。公爵の第三令嬢になったみどりは「人間以外の生物に好意を得る能力」とともにネフェルティマ・オスフェへと転生する。初回は1話と2話の連続放送。みどりの転生した経緯と彼女のチート級能力をしめす。

2話連続放送で、ネフェルが転生した世界で、凶悪とされるクリーチャーをテイムできる能力を提示。その生き物と「友達」になることは説明できてる。フェルト人形のEDもかわいい。監督は北村淳一。制作はEMTスクアード。EMTスクアードに所属する監督の初監督作。双葉社はもっと映像化に予算をださないとダメと前々からふれてますが、そんななかで、作風にあわせ、牧歌的な雰囲気へ全体を落し込み成立をさせる工夫。

『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する』
https://7th-timeloop.com/
原作は「オーバーラップノベルスf(オーバーラップ)」が刊行している雨川透子のライトノベル。今期の「なろう系作品」。リーシェ・イルムガルド・ヴェルツナーは、15歳〜20歳まで人生を送り、かならず死亡する。そうして、ふたたび15歳に戻る時間を繰り返す。そして6度目の人生を終え7度目の“現在”。リーシェは6度目の人生で、自身を殺害した敵国皇太子アルノルト・ハインの求婚をうける。

初回はリーシェの体験した6回の人生のダイジェストとアルノルトの求婚。「悪役令嬢」ジャンル。監督はいわたかずや。制作はスタジオKAI × HORNETS。「骸骨騎士」に続くスタジオ2社の共同制作。初回の出来は及第。異世界からの転生ではなくタイムループ系統。ただ、その強味――「リーシェが以前の人生を記憶している」は、初回では発揮をされず。今後「そうなる」とは思うが引きは弱い。

『休日のわるものさん』
https://www.vap.co.jp/warumonosan-anime/
原作は「ガンガンpixiv(スクウェア・エニックス)」で連載している森川侑の漫画作品。X(旧Twitter)とpixivで発表していた漫画の商業作品。オンの日のわるものさんは、地球侵略をたくらみ活動している邪悪な組織の幹部。だが、オフの日のわるものさんは、かわいものや地球の文化に日々潤いを求める生活を堪能していた。初回は、まさしく、そのオンとオフのわるものさんの様子。

ギャップコメディとしてはステロタイプな話の進め方。だが、ショッピングモールで出会う、空と麦の交流をふくめ、鉄板ながらもホッとできるなごみは提供できている。監督は小高義規。制作はシンエイ動画 × SynergySP。SynergySPはシンエイの暖簾わけですけど、監督のキャリアと関係作品を見た場合、 SynergySPが主導なんだろうな。今期シンエイは複数体制だし。作画や美術など全体の出来は良好。

■2024/01/08/月
成人の門出だが、どうにも日本全体で祝い辛い世間の空気。たとえばワイドショーや朝夕各局のニュースの中で、バラエティの要素もキャスターの態度が振り切れず気の毒。対応に“正解”がないのでむずかしい。

『HIGH CARD season 2』 #13 「KNIGHTMARE」
https://highcard-anime.jp/
トムス・エンタテインメント × KADOKAWA × サミーによるメディアミックスプロジェクト。北大西洋の架空の島国「フォーランド王国」へと伝わる、持ち主へ特殊な能力を付与する「エクスプレイングカード」。この回収を行う「ピノクル」メンバーの活躍を描く。23年冬期に1期を放送。その約1年後となった2期。国王の長男が作品の敵対組織「クロンダイク」のテロで死亡した直後の続編。

2期は「エクスプレイングカード」自体の謎と、幼少期に記憶をうしなったフィンが、唯一記憶している炎の中の黒騎士の謎に迫る……って、その黒騎士とフィンが初回に出会うアクセルの踏み方。監督は和田純一。制作はスタジオ雲雀で継続。あいかわらずオシャレな空気は維持。クリスは1期のラストで、結果的に妹と能力を分け合い、再生能力が弱体化したのかしら? とってはおきます。

『望まぬ不死の冒険者』
https://nozomanufushi-anime.jp/
原作は「オーバーラップノベルス(オーバーラップ)」が刊行している岡野優のライトノベル。今期の「なろう系作品」。冒険者であるレントは、水月の迷宮の隠しエリアで龍に襲撃されるが、死亡せず不死の魔物となって復活する。骨人(スケルトン)となってしまったレントは事態打開と迷宮を生き延びる目的で戦う。だが、あるとき骨人に変化が起り、レントは屍食鬼(グール)に進化する。

初回はレントが不死の魔物となって復活する経緯と怪物としての進化を描く。作品の基本構造はしめせている。監督は秋田谷典昭。制作はCONNECT。 順当にスタジオ監督。全体の出来は低調。まず単調なコンテですし、演出も間延びしている。とにかく画面もキャラクターもうごかない印象が強い。ウィザードリィライクな移動画面も予算のうえの苦肉の工夫なんだろうな。いろいろ察せられて“しんどい”。

『月が導く異世界道中 第2幕』
https://tsukimichi.com/
原作は「アルファポリス(アルファポリス)」が刊行しているあずみ圭のライトノベル。今期の「なろう系作品」。21年に放送した1期に続く2期。両親が異世界人であった深澄真は異世界からの召喚をうけて、その世界の亜空の住人――“家族”と様々な騒動へ巻き込まれる。直接の続編。前作で同族――つまりはヒューマンだろうとも、害を成す敵は殺害すらも辞さない、と決心した真の物語の続き。

初回はヒューマンが差別をされている本作で、不当な扱いを受けて、盗賊退治を拒否されてしまう村を救う。この経緯の中で1期と違う真の心境変化を説明する。監督は石平信司。制作はJ.C.STAFF。1期のC2Cからスタジオ変更。主要なスタッフはスライドで安心ですけど、憶測だけで語るなら、C2Cは日5の「なろう系作品」に集中したかったんだろうな。1期の感想をやったけれども2期はいいや。

『姫様“拷問”の時間です』 EPISODE #01
https://himesama-goumon.com/
「少年ジャンプ+(集英社)」で連載している原作・春原ロビンソン × 漫画・ひらけいの漫画作品。魔王軍により囚われた国王軍の姫は、自軍の秘密を吐く様に“拷問”の日々へかけられる。だが、“拷問”とは「美味美味」「もふもふ」であった。初回は「クッころ」の姫がパンやたこ焼きやラーメンに誘惑され、ペラペラ自軍の秘密を吐露。伝説の聖剣エクスたちが「つっこむ」作品の基本構造をしめす。

「魔王軍/魔王側の方がホワイトだ」とか「強面だけれど善い人だ」とかそういうコメディ。とにかく意志薄弱な姫の姿がコミカル。今回の“拷問”は「メシテロ」だが、実際、食べ物の抜群に美味そうな作画により説得力がある。監督は金森陽子。初監督作。制作はPINE JAM。キャリアでわかるよう、あいかわらず変化に富む特徴的な監督のコンテが光る。いわば牢獄一室の空間なのにあきさせない。とってはおきます。

『道産子ギャルはなまらめんこい』 だい1わ 「道産子ギャルはなまらめんこい」
https://dosankogal-pr.com/
原作は「ジャンプ+(集英社)」で連載している伊科田海の漫画作品。両親の仕事の都合で、北海道・北見へと引っ越した四季翼は、登校初日、偶然、道産子ギャルの冬木美波と出会う。クラスメイトになった四季は美波と交流を持つ。初回はタイトル同様、道産子ギャルの美波と四季の出会い。これはオタクにやさしいギャルのかがみ。視点自体はエロおし。「男子むけ」でひっぱる。

ただ、本作は、四季と美波の交流や恋愛のほかに「道県あるある」も取り込む。本州にいれば北海道内の風土や文化にびっくりすることがあるが、実際、北見出身の作者の強味がネタにいかされている。監督は湊未來 × 星野美鈴。制作はSILVER LINK. × BLADE。SILVER LINK.は今期「ピーちゃん」と2本体制ですけど、複数体制の場合の定番の共作体制。全体の出来は丁寧。とってはおきます。

『愚かな天使は悪魔と踊る』
https://kanaten-anime.com/
原作は「電撃マオウ(KADOKAWA)」で連載しているアズマサワヨシの漫画作品。天使の進攻によって危機へと瀕した魔界。悪魔・阿久津雅虎は、魔界と仲間を鼓舞するアイドルを探し地球へやってきた。高校生となり、人間社会へと潜入した雅虎はクラスメイトの天音リリー(美少女)へと目を付ける。だが、天音は(性悪)天使であった。初回は天音の正体を知る雅虎が、彼女の計略にはまり、下僕となるまで。

悪い天使と良い悪魔のコメディで、設定自体はありきたり。ただ、役割としては奴隷でボケの雅虎と、主人でツッコミの天音のやりとりをあきさせずに展開。おもしろかった。監督は川崎逸朗。制作はChildren's Playground Entertainment。約3年振りの元請作品。作画や美術といった全体の出来は及第。ただ、同時に初回の映像には目立って目を引く要素もなかったな。もう少々はっちゃけたい。

■2024/01/09/火
おそらく仕事の面は日本全体が今日から本格始動。長野の出身の下の子は富山に親戚がいるらしく、その状況を聞くと/知ると、災害が急に身近になる。

『悪役令嬢レベル99〜私は裏ボスですが魔王ではありません』
https://akuyakulv99-anime.com/
原作は「カドカワBOOKS(KADOKAWA)」が刊行している七夕さとりのライトノベル。今期の「なろう系作品」。交通事故で死亡した女性が前世でプレイしていた乙女系RPG「光の魔法と勇者様」(通称“ヒカユウ”)」。彼女は作品の悪役令嬢かつ裏ボスのユミエラへと転生。ユミエラは悲劇の結末を回避するため細心の注意をはらい生活をするが、ゲーマー気質があだとなり、ついついレべルを99まであげてしまう。

初回は攻略対象の男子やヒロインなど、作品の主要登場人物の紹介。最後の最後にユミエラが登場し、自身が主人公であり転生の経緯を語る構成はおもしろい。監督は山岡実。制作は寿門堂。寿門堂は3本目の元請作品(実質は「さみだれ」をふくめ4本)だが、今回は作画をふくめ、ずいぶん出来が丁寧で予算と余裕を感覚する。今期2本目となる「悪役令嬢」ものだが、その部分で特色は弱め。

■2024/01/10/水
正月の食事を市場動向調査の資料へ真剣に使う目的で、社員の年末・年始の祝いの席の食事内容を収集。今年、異様にタラバ/ホタテの回答が多い理由は、去年までなら中国に渡る在庫が日本の食卓にやむを得ない事情でまわってきたからだ。

『外科医エリーゼ』
https://surgeon-elise.com/
原作は「カカオページ(韓国)」と「ピッコマ(日本)」で連載しているyuinのライトノベル。前世で皇后にまで上り詰めたが、悪逆非道をつくし処刑をされてしまったエリーゼ。彼女は我々の知る現代で高本葵に転生。天才的外科医となって人々を救う。だが、高木は飛行機事故に巻き込まれ、自身をかえりみず負傷者たちを治療。命を落す。そうしてふたたび皇后即位以前のエリーゼへと転生する。

ジャンルとしてはいわゆる「転生以後のち転生もの」。初回は天才的外科医・高木の人生でまるまる1話を使い切り、その高木が、再度エリーゼに転生する経緯を描く。どうやら1話は原作にはないオリジナルストーリーの模様。転生以前がないがしろにされる「転生もの」では珍しい。監督は羽原久美子。制作はMAHO FILM。いつものMAHO FILMの品質で全体の出来は素直に“しんどい”。

『戦国妖狐』 #1 「我ら乱世を憂う者」
https://sengoku-youko.com/
原作は「月刊コミックブレイド(マッグガーデン)」が刊行している水上悟志の漫画作品。永禄七年。人々の傍らに闇(かたわら)なる魑魅魍魎が一緒に暮す戦国時代。妖狐・たまと仙術を使う少年・迅火は、人を祟る闇・障怪(さわり)を退治するため旅を行う。初回はタマと迅火の障怪退治。僧兵集団・断怪衆たちや、作中で最も重要なキャラクターの1人・兵頭真介との交流。

監督は相澤伽月。制作はWHITE FOX。相澤伽月の初監督作。パートごとに作画の上手い下手が大きく変って安定しないが、全体の出来は、原作の絵柄を踏襲していて好感。殺陣のコンテは魅力的。視点が次々と変化する監督らしい画作りと構成は見応え十分。3クール(おそらく36話の分割かな?)を使い、原作完結まで放送する異例の体制だそうで、制作の覚悟もうかがえる。とってはおきます。

『メタリックルージュ』 第一幕 「紅は暁に奏でる」
https://metallicrouge.jp/
ボンズ × 出渕裕が、02年の『ラーゼフォン』以来のタッグをくむオリジナルテレビアニメーション。人間と人造人間が共存する未来の火星。人造人間の少女ルジュと、バディで人間のナオミは、政府に敵対する9人の人造人間殺害をめざす。初回は舞台の火星を紹介しながら、その政府に敵対する人造人間の1人――サラと対決する。強化外骨格スーツに身を包む「仮面ライダー」と「ブレラン」みたいな設定。

画面の作り方や、色彩設定、キャラクター描写、間の取り方は、おそらく意識しているんだろうが、90年代中期〜90年代後期のOVAカラーがすごくただよう。監修と構成が出渕裕。監督が堀元宣。制作はボンズ。画面の見せ方も、様々な方向を向くカメラの振り方も、とにかく凝った作りで全体の品質は上々。ただ、1話の印象と物語全体の設定だけ見ると、ありきたりで、ひとひねりがほしい。とってはおきます。
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