前作のレビューは以前、「同名映画対決」という事で「ウィッチ」とニコイチで書きましたが、あれから随分待ちました。
あの映画は確か「エピソード１」的な表記がされていたので、絶対続きがあると思い、ずっと楽しみにしていましたよ！
しかし、こんなに待たされる（前作は2018年公開）とは・・・。
前作を観るきっかけについても忘れてしまいましたが、とにかく観てみたら面白かったのなんの。
前半は割とコメディ的な「田舎者がアイドルに挑戦」話だったのが、後半はまさに怒涛の展開、ウルトラバイオレンスとマンガ的アクションの派手さに驚嘆しました。
前作の魅力はシナリオやアクションもそうですが、やっぱり主演のキム・ダミでしょう。
彼女の、ちょっととぼけた感じのルックスが、前半と後半で豹変する驚き。
映画の内容と役者の持つ雰囲気が完全にマッチして、大きな相乗効果となっていました。
特に気に入ったのは、電車の中でゆで卵をバクバク食べて、ソーダで流すシーン。
キム・ダミの魅力が最高潮に達した、ウルトラ名場面だと思います。
ゆで卵とソーダをセットにしてキヨスクで売る必要、これは今後日本の課題の一つでもあるでしょう。
日本公開自体はひっそりとされたそうですが、配信等でその面白さが伝わり、続編は全国拡大ロードショーです。
このため、前作を知らない人が結構いると思います。
悪い事は言いません。
絶対に前作を観てから、続編をご覧なさってください。
約束です。
可能であれば、劇場の受付に憲兵を配置し、この映画を観に来た人すべてにクイズを出してもらいたいです。
「前作で主人公が電車の中で食べたものはなんだ？」
「ハァ？シウマイ弁当だろ」なんて言うやつは、その場で羽交い絞めにして帰宅を促して欲しい！
そのくらい、前作を観る事は必須です。
もうかなり前で忘れてしまったという人は、観直す事をオススメします。
僕は前作を観直して、その日のうちに本作を劇場で観ました。
こんな事を言っておいて何ですが、なんと本作の主人公はキム・ダミじゃありません。
前作で出てきた人も、まあかなり死んじゃいましたから仕方ないですが、少しだけです。
新しい登場人物で、新しい場所で、新しい物語が始まります。
でもこれ、前作を観ているからこそワクワクドキドキできるのです。
これがどういう風に前作に繋がるのか・・・。
その興味こそが、一番のモチベーションとなるからです。
本作の主人公は、前作と違ってほとんど喋りません。
愛想もほとんど無し。
キム・ダミが良かった・・・。
そんな気持ちは後半まで続くかもしれません。
でもご安心！
電車でゆで卵に匹敵する食事シーンが、今回もちゃんと登場します。
それは、スーパーの試食爆食いマラソンです！
主人公は大変な食いしん坊なのでした。
それなら早く言ってくれよ！
このシーンは結構後の方なのですが、グンと好印象になりましたね。
アクションとバイオレンスは格段にパワーアップというか、単純にそういうシーンが増えています。
ただ、クライマックスが夜で野外なので、見辛いのが難点でしたね。
新キャラが続々と出てくるのですが、似ている人が多くて、覚える前に死んでしまったり。
まあしかし、最後までどうなるか予想がつかないのは本作も同様のため、非常に楽しめました。
エンドロール後も映像がありますが、マーベルのやつとは違ってかなり大事なシーンなので、我慢、我慢。
これが無ければ駐車代は無料だったかもしれませんが（6分オーバーだった）。
そして、またお話は続きます。
最初から3部作の構想だったとか。
また絶対観たいと思わせる終わり方なので、次はもうちょっと早く作って欲しいですね！
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