ムード・ミュージックと言われる音楽ジャンルの全盛期は1950~60年代で、その後はイージー・リスニングという呼び名に変わり７０年代の終わりに絶滅しました。最後に華を咲かせたのがポール・モーリア、レイモン・ルフェーブル、カラベリのフランス３人組ですね。
そこで隠遁老のワタシの作ったCD-Rが５０年代、６０年代にラジオ（もちAM）から流れていた、今となっては懐かしのムード音楽集です。
６０歳過ぎの若者やワタシと同世代の隠遁老にとっては聴き覚えのある曲、演奏だと思います。
１ ソー・イン・ラヴ（モートン・グールド楽団）
ヨドチョーさんの解説で人気のあったTV『日曜洋画劇場』のエンディング・テーマに使われました。
２ 思い出の中に、３ 浪路はるかに（共にビリー・ヴォーン楽団）
ラジ関の深夜番組『ポート・ジョッキー』のクロージングとオープニング・テーマ音楽でした。DJケン田島の英語がカッコ良かった！
４ シンフォニー（リカルド・サントス楽団）５ 星空のブルース（ベルト・ケムプフェルト楽団）
日本グラモフォン・レコード提供の『P盤アワー』のテーマ音楽。途中で４から５に音楽が変わりました。
６ ノラ（レス・ポールのギター）
多重録音を初めて取り入れたレス・ポールです。
７ アンド・アイ・ラヴ・ハー（ゲイリー・マクファーランド楽団）
成瀬麗子さんのアンニュイで色っぽい語りが深夜にピッタリの『ミッドナイト・ジャズ・リポート』のテーマ曲。ゲイリーの口笛がおしゃれでした。
８ メディック（レス・バクスター楽団）
医療ドラマの走りともいえる米TVドラマ『メディック』のテーマ音楽で、後に歌詞が付けられ『ブルー・スター』として生まれ変わりました。
９ リンデンの木陰で（ヘルムート・ツァハリアス楽団）
この頃、ジプシー・ヴァイオリン風の演奏で人気のあったHツァハリアスはクラシック音楽も録音しています。
１０ 魅せられしギター（ザ・スリー・サンズ）
スリー・サンズは多くのヒット作を残しましたが、この曲は特に日本で人気があったようです。
１１ ミリタリー・タンゴ（アルフレッド・ハウゼ・タンゴ・オーケストラ）
ムード音楽をたくさん放送してきた『キューピー・バック・グラウンド・ミュージック』のテーマ音楽です。
１２ シンシアのワルツ（パーシー・フェイス楽団）
パーシー・フェイスの演奏で最も愛された曲がこれでしょう。
１３ スウェーデン狂詩曲（パーシー・フェイス楽団）
元はフーゴー・アルヴェンの作曲したクラシック曲ですが、パーシー・フェイスがヒット・チャートに送り込みました。
１４ スリーピー・ラグーン（ハリー・ジェームズ楽団）
これもエリック・コーツの書いたクラシックですが、彼のトランペットがジャズ・ナンバーとして有名にしました。
１５ ジェラシー（アーサー・フィードラー指揮ボストン・ポップス）
フィードラーはこの曲をSP時代からステレオ時代まで何回も録音しています。
１６ クマーナ（フレディ・マーティン楽団）
楽団のメンバーだったバークレイ・アレンが作曲。楽団を代表するナンバーになりました。
１７ ４２番街（リカルド・サントス楽団）
独特の語り口で人気のあったアナウンサー竹脇昌作。『東京ダイヤル』のテーマ音楽でした。
１８ シャルメーヌ（マントヴァーニ楽団）
マントヴァーニの名を一気に高めた曲がこれでしょう。
１９ 宇宙の神秘（デヴィッド・ローズ楽団）
電子音を大胆にも取り入れたDローズ自作曲。当時。テレビの効果音楽（著作権など眼中になかった時代です）に良く使われました
２０ ムーラン・ルージュの歌（パーシー・フェイス楽団 歌フェリシア・サンダース）
彼の録音はいくつものヴァージョンがありますが、美しいソプラノ・ヴォイスを取り入れた５３年版が最も有名です。
以上２０曲。実はもっとあるのですが日記として長すぎるのでこのへんで。
https://www.youtube.com/watch?v=v6qg9AoTKQU
ソー・イン・ラヴ
https://www.youtube.com/watch?v=tQwRelESRoI
思い出の中に
https://www.youtube.com/watch?v=OUzbbgdJmcM
星空のブルース
https://www.youtube.com/watch?v=0JVDBLEvV84
アンド・アイ・ラヴ・ハー
https://www.youtube.com/watch?v=PH3o7B1wpTQ
メディックのテーマ
https://www.youtube.com/watch?v=aKUMJymn2EU
シンシアのワルツ
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