2月26日、当日記筆者2月最後の出動でございます。
場所は、比較的よく登場する代官山NOMADさん。しかしそのお題は一風変わっています。
ということで、「アーリオオーリオペペロンチーノ物語」。その第3弾、“チーズ祭”だそうです。
ちょこっと検索してみると、いわゆる「ペペロンチーノ」のパスタのことを、正確には「アーリオオーリオペペロンチーノ」と呼ぶようですね。それぞれニンニク、オリーブオイル、唐辛子の意味になるそうで。
そしてここでは“物語”。アーリオとオーリオの2人が、「ペペロン」という宝物を探す旅だそうで。ちなみに第4弾の予告がありましたので、この旅、まだまだ続くもののようです
。
さて、この2人が“チーズの妖精”が住む街に辿り着き、そこで出会う3人の妖精さんとのやりとりというのが今回のシチュエーション。珍しく入場順のくじ運が良かったこの日は、それならばと最前列に陣取りましたが、まずは逆側に投影されるその物語を観ることに
。お祭りという名がついているからか、なんとスタンディングでの入りになります(後ろはもうステージなので、立ってても邪魔にはなりません…(笑))。
その名もチーズから取った、モッツァ(←モッツァレラチーズ)、カマンベ(←カマンベールチーズ)、パルメザ(←パルメザンチーズ)の3人の妖精さん
。ライバルでもあり、仲良しでもあるというよくある場面。旅人たるアーリオとオーリオが到着した時には、ちょうどライバル心増し増しの、ちょっと険悪なムード
。しかし、“はじめてのおつかい”風のこどもがピンチに遭遇という状況で、今度は一致団結してその子を助けていきます。最後はみんな仲良く、めでたしめでたし。。。というお話
。この3人の妖精さんを、それぞれの演者さんの雰囲気につなげています。
挿絵は最初の外看板にでていたような感じでして(それらのキャラクターにて投影されました)、雰囲気はジャストフィットです、はい
。
この物語を受けてのそれぞれの演者さんのステージ。セットの中には、“3人の妖精さんが出会う前のお話”がそれぞれ織り込まれ、ステージ上で語られていく場面が入っています。
まずお一人目。モッツァを演じるのは上宮三佳さん。ステージ上では、昨年までの「Sunray in Rain」(当日記でもよく登場される、糸井光さんとのユニット)からは変わり、新たに「Oc」(オック)という2人ユニットでのパフォーマンスです。
(上宮三佳さんの前回:2022年5月7日@川崎)
https://ameblo.jp/maruyui-otonikki/entry-12743525580.html
※糸井光さんとのユニット「Sunray in Rain」として
※Ocのお相手である丸山茂樹さんは、当日記初登場
です。
以前の「Sunray in Rain」と同じように、こちらも日本酒繋がり
で誕生したユニットだそうですが、さすがにひとつ前の稿で“幼稚園児”姿も披露された糸井光さんがお相手だった“もとは呑み友達”とは違う案内になっています(笑)。一言で言えば、上品さは増しております
。
そんなわけで、こちらはユニゾンでお二人とも歌うスタイル。ただし掛け合いの部分も結構あって情感は豊か。趣向は明らかに変わっています。このイベントのため?と思うほどにピタッとした情景を制作されたものもあり、まずはちゃんと箱で聴くのは結構久しぶりだったかもしれない三佳さんの上品な様子と、それにそっと寄り添う茂樹さんが醸す空気感を見届けることになりました
。
続いて2番手。パルメザを演じる近藤佑香さんが登場してきます。パスタやピザの上にかかるパルメザンチーズを意識されてか、赤系ドレスにアイボリー系のロングスカートというお姿がとってもキュートです。
このお姿で、表情もとっても柔らかですので、まさしく見とれる、聴き惚れる感じ。。
中に朗読がありますが、こちらはホスト役とも言えるきしのりこさんとの2人編成。
もっとも、基本はこのひとの持ち曲で組まれていくセット。可愛らしいお姿と、とっても緩やかな歌を一緒に楽しむお時間ですが、、
最後に「かにのうた
」。かにパスタがメニューにあってほしいなぁということなのかしらん(笑)。締めはとっても賑やかという、これも佑香さんらしい感じありありです。
3番手に松岡里果さん。カマンベを演じていらっしゃいます。
朗読から入った後のセットは、「Way to Go」→「Dear ピカソ」→「水彩」→「Over the Rainbow」という4曲。曲数は幾分少なめですが、4月にホールでのバースデーワンマンを控えているだけあって、それに向けた意気込みが随所に現れるステージです。
当日記のスタートよりも前から活動されている里果さん。長きにわたる活動でおそらくあったと思われる、山あり谷ありのその歩みを、この日は劇中に出てきたこどもに重ねていらっしゃったと思います。筆者が珍しく“ほぼ目の前で観た”ということもあったかもしれませんが、歌っている時、語っている時、(でもって、ちょこっととぼけている時…も(笑))それぞれの表情が実にキラキラとしています
。それだけでもこの日の価値はあったかと思うわけで。このあたり、三佳さんも佑香さんも本当にそんな感じなのでした。
そして、ホスト役とも言える「カタ・リーベ」(←語り部さんですね…)として、トリにきしのりこさんが登場してきます。前回はコロナ禍前…と、ほぼ4年のご無沙汰です。。
(きしのりこさんの前回 2019年2月9日@代官山)
https://ameblo.jp/maruyui-otonikki/entry-12439986109.html
これまでの登場回ですと、上品な中にどことなくシュールな面を覗かせる。。。といった印象が強いお方でしたが、このステージでは、それをひと味違った形で生かすような感じでしょうか。あからさまに笑いを取りにいくという飛び道具的なセットではなく、語り部に徹しつつも、純粋に楽しげなシーンに満ちたステージです。テーマソングもこのひとをフィーチャリング。長唄等々の和風な活動もある方ですが、この日は結構軽やかな空気感を演出されていたようです
。
カジュアルながらもディナー終わりという感があったオーラスは、全員揃ってこのイベントのエンディングテーマ。お衣装は全員グッズのTシャツに変わってまさしく“お祭り”で締める形。盛り上がったのですが、、
それだけに、終演が22時に達し、千葉住みの筆者にはもう“門限
”のお時間になってしまったのが惜しまれます。。
パスタの名前が出てくるから、お酒が合うかな?と、行き来に電車を選択したのがまずかったか。。
物販という名の余韻やおまけを振り切ってそそくさと退場
…という、最後はちょこっと寂しい結果になってしまいました(泣)。
まぁ、とはいえ、もうすぐ本格的な春…というこの時期らしい、心地よい空間が展開されたのでした。
旅、この先もうまくいくかな?
ありがとうございましたぁ。
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