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2023年02月05日22:40

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これをツアーでやってきたとは・・・鈴木優人チェンバロリサイタルII

今日がツアー最終日との事だったが、いやあ、お疲れ様でした、鈴木さん。

京都 青山音楽記念館バロックザール
鈴木優人チェンバロリサイタルII
J.S.バッハ:パルティータ(クラヴィーア練習曲集第1部)BWV 825-830
鈴木優人 チェンバロ

パルティータ全曲を1日で、という、聴衆としてはまたとない機会ではあるけれど、休憩20分を除くと2時間40分弾きっぱなし、しかも相手は「18世紀前葉に出版された最も難しいクラヴィーア曲集」という、まあなんとタフなプログラム。これでツアーやってきたとは・・・・恐れ入ります。

今日は実際、6番でさすがに疲れが出てきて、最後の鬼のようなジグの対位法を持て余しているような雰囲気すら漂っていたのは致し方ないところでありましょう。「京都にも山はたくさんありますが、どの山よりも高い山を登りきったような」との言葉は、めちゃくちゃ実感がこもってましたね。

でも聴いている方としては、長い感じは全然しなかったです。それはひとえに、バッハのこの曲集の魅力、じゃないかなあ。去年の平均律1巻全曲よりも疲労感はずっと少ないと感じました。完売御礼、満席の聴衆も満足だったんじゃないかしら。

今日一番の聴きものだったのは、前半最後のイ短調パルティータの後半3曲。ブルレスカ→スケルツォ→ジグの息をもつかせない内的緊張感、これは見事の一言でした。ここで「よっしゃ」とばかりに気合を入れたときの鈴木さんのオーラがすごかったです。

ここまでの演奏をやった後、「ティーザー代わりに・・・」とアンコールをやるのが、またすごい。来年は、待望の平均律第二巻全曲とのこと、そこからヘ短調の前奏曲だったのだが・・・・これも絶対来ないといけませぬな。今日の入りを見ると、瞬殺で売り切れ必至、スケジュールに発売日を記録したのは言うまでもありませぬ。

ぐすたふくん、鈴木さんの追っかけになることに決めました。

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