劇場版ワンピースの最新作。
ファンの評価が分かれると聞いていましたが、見ていて納得しました。
この作品の作りが、過去のシリーズと異なるところは「音楽のライブ」が中心になっているところ。
煌びやかな映像とテンポの良い楽曲で作品を盛り上げる演出は、ディズニー映画「アナと雪の女王」や、最近公開された「竜とそばかすの姫」を彷彿とさせて面白い。
しかし、ワンピースのファンなら特殊な能力を持つキャラクター達の戦闘を早く見たい!と、ヤキモキさせられるでしょうね。
作品の重要な鍵となるキャラクターのウタの行動が、曲のセットリストを無理に進行させようとしているみたいで、少し無理があるように見えます。
「歌で世界を変える」というウタの考え方が、やがて人類を破滅へ導くところは、カルト宗教の指導者を見ているようで怖かったです。
見ていて気になったところは、冒険者の「自由の象徴」であった海賊が、この作品では破壊や掠奪を繰り返す「恐怖の象徴」になっていたところ。
次の劇場版ワンピースは、良くも悪くもファンを騒然とさせる作品になるような気がします。
ついでに。
音楽を担当しているのは、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅを手掛けている中田ヤスタカ、ウタの歌声を「うっせぇわ」で一躍有名になったadoが担当しています。
最近流行りのテクノポップやEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)が中心なので、ライブのシーンは年配の方には退屈かも知れません。
過去のシリーズを踏まえた上で、新しい試みをしていたところが良かったです。
面白かったw
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