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2022年08月14日22:55

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映画『この世界の片隅に』地上波初放送の時の日記より

今日は、3年前、映画『この世界の片隅に』がNHK総合にて、地上波で初放送された時の日記からです。

映画の内容もさることながら、Twitterを検索して気づいたこと。

それは…

「NHKで映画放送してくれると、ノーカットでCMなしのぶっ通しの放送。くだらない企画コーナーもないから没頭して見られた。これなら「ぶっ壊す」なんて声も減るんじゃないか?」

だいたい集約するとこんな感じでした(^_^;)

「途中でCMを挟まないこと」と「エンディングノーカット」というのが、某「金○ロード○○○!」には決して真似できないことなんでしょうねぇ(;・∀・)

NHKの存在価値を改めて感じた人も多かったようです。

あとはこんなTweetも…

「エンディングまで2時間ノーカットCMなしだったから、トイレに行きそびれた」なんてものも(;^ω^)

それにしても…

あくまで「NHK総合」として、映画を放送したことがあるのかなと思ったほど…

いや、ないことはないんでしょうけど、じゃあ一体いつ以来なのかなとも思ってしまいましたよ。

NHKって、「紅白」やらの「音楽番組」なら「連続2時間超」の番組はあるものの、ドラマを放送するにしたって、「連続2時間超」のものはないはずで、たまにやるバラエティー特番でさえも、途中で「ニュース」を挟むほどなので、NHKとして、やはり「連続2時間超」の番組構成がいかに珍しいものだったかが分かったんです。

その昔…といっても、アラフォーの私にとっては1990年代以降の記憶になるわけなのですが。

あの時代は、金曜→「金曜ロードショー」(日テレ)、土曜→「ゴールデン洋画劇場」(フジ)、日曜→「日曜洋画劇場」(テレ朝)の映画放送ラインナップだったわけですからね。

子どもの頃は、民放の映画放送で「カットされる」という認識がなく、初めて実感したのは…

「劇場版・名探偵コナン」が放送され始めた時…

カットはバンバンされるわ主題歌はまともに放送されないわで…こんなもんなのかぁ(●`ε´●)と痛感したものでした。

で、映画の内容に入りましょう。

公開が2016年11月。

ヒットしていたものの、当時は映画館に行きそびれてしまい…

レンタルでもと、そうこうしているうちに放送にまで至り、テレビ放送視聴と相成ったわけでした(^_^;)

ホント。レンタルDVDを視聴しているのと変わらない状態で視聴できたのは大きかったですね(*^^*)

「空襲だー(T_T)」→CM「Siri。流行っている音楽をかけて\(^o^)/」

なんてやられたら、確かに興ざめもいいとこですからねぇ(;・∀・)

主人公のすずさん。

計算上、大正14年。1925年生まれということになるわけで。

まあ…私の祖父母世代にあたるわけなんです。

そういう意味でもかなり感情移入できましてね…

戦争を描いたものは、長年「朝ドラ」で見てきたのですが…

近年の作品で戦争を激しく描いたものでは、『カーネーション』(2011年・尾野真千子主演)が思い出されるんです。

空襲なんかもバンバン描いてましてね。

尾野真千子の「戦争なんかに負けるかー」みたいなシーンが強く印象に残っているんです。

8月6日。8月9日。8月15日。

8月というのはとにかく、歴史の教科書に年月日が載るほど、歴史的重大事が起こった月でしたが。

今ではもう文系の学生でさえ、この「3日分」の史実を正確に言える学生は少なくなってしまいましたからねぇ(-_-;)

原爆の描き方。不発弾の不意の爆発により晴美が亡くなるシーン。すずの腕がなくなったシーン。原爆の破片かなにかが刺さり、手をつないでいた母親が死んでいくシーン。
※幼子(おさなご)でも母親が死んだことって分かるんだなって。

感情移入して涙ボロボロの2時間超でした(´;ω;`)

NHKのこういう映画枠。

毎週レギュラーが難しいなら、月イチでもいいので作ってみたらどうですかね?(^_^;)

「受信料を払う価値」というのを、広く知ってもらうチャンスだと思うんですよ(;´∀`)

今年12月にも公開予定の、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』も、楽しみに待ちたいと思いますm(_ _)m←というのは当時書いた日記から。

この世界の片隅にのすずさんが、1925年生まれ(大正14年)の設定ということで思いを巡らすと、いろいろな背景も見えてくるんです。

私の亡くなった祖父が1923年生まれ(大正12年生まれ)で、戦争に出征した最後の世代だったことを想像すると、また感慨深くもなるんです。

つまり、私より下の世代となれば、もうおじいさんは出征していないことになる。

たとえ出征せずとも、子どもの頃に疎開などでひもじい思いをした経験者となっても昭和ひとケタ世代。

その孫となれば、やはり30歳前後くらいがギリギリかなとも想像するんです。

つまり、大学生、新社会人世代にまでなれば、もう戦争の話は身近なものでなくなる。

学校で歴史を習い、興味を持って、自ら戦争のことを調べ始めたとしても、世代人口から考えれば一握りかなとも想像しますからね(^^;)

興味がない人にいくら戦争の経験談を伝えても、遺るものも遺らないわけで。

これから戦後80年と過ぎていく中で、身内に戦争出征者もいなくなり、戦争を経験した世代もいなくなる。

そこから先の、先の戦争の記憶の継承がいかに難儀なものになっていくか。

そして…

そして恐れるのは、『如何なる理由があろうとも、戦争という手段は絶対ダメ』という考えから、『場合によっては最終的に戦争という手段も選ばざるを得ない』という思想になる世代が徐々に増えてくるのではないか。

戦後77年。そしてこれから戦後80年以上が経っていくにつれて、私が懸念したいのはそこだということ。

戦後77年であるこの2022年の8月に、残しておきたいと思います。
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