ゴーストブック　おばけずかん

同名の童話を実写化した作品。

作品を見ていて思ったのは、ストーリーの構成やテーマが’、90年代に大ヒットした「学校の怪談」によく似ている。

ストーリーの要に「学校」が関わっているところや、登場人物の1人に重要な謎がある、謎が明かされてからの涙を誘う切ない展開など。

主人公は4人の子供達ですが、臨時教師（新垣結衣）の精神的な成長を描いているところも、「学校の怪談」の教師役の野村宏伸に通じるものがありました。

作中で「一反木綿に足がある」とありましたが、あれは別に盗作ではありません。

そもそも、現在みんなが知っているお化けの姿の多くは、水木しげる先生と江戸時代の絵師の鳥山石燕によるもの。

ゲームやアニメに出てくる火の妖精イフリートのデザインが、みんなよく似ているからといって、誰も文句は言わないでしょう?

監督の山崎貴は「実写版　ドラゴンクエスト」で、原作ゲームファンの逆鱗に触れるような展開をやっちゃったwので、この作品もどうなるのか?と思っていましたが、杞憂に終わってよかったよかったw

お祭りや遊園地でお化け屋敷に入るような感覚で、「夏休みに家族揃って見る」のにうってつけですね!

続編を期待させるエンディングでしたが、もし実現したら見たいです。

面白かったw