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2022年07月17日05:05

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[新聞等ネタ]2022.7.16 はじめはシニア人材のIT活用かと

よく読んでみると

活用されるのではなく

シニアが目を開いてITを直視し

それを利用することで

生活を充実させているという記事



いいですねぇ、

これからさらにシニア領域に入っていく

(^O^)としては


ちょっと

応援歌的な

記事でした(^^♪


smile(^O^)



https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62685720W2A710C2MM0000/
ITを味方に変わるシニア
仕事や学びをマッチング/スマート補聴器サブスク

2022年7月16日 14:30 [有料会員限定]


積極的にデジタル技術を取り入れ、よりアクティブな生活を実践する高齢者が増えている。ウェブアプリのマッチングサービスで仕事を探したり、スマート機器で身体機能を補助したり。人生の選択肢を広げようと前向きに取り組む「スマートシニア」が活躍し始めている。


デジタル技術を利用し仕事や趣味で活動の幅を広げるシニア
平均年齢72歳。プロ顔負けの技術で個人宅の庭木を剪定(せんてい)する「SLFガーデンサポート」(千葉県柏市)には、定年退職後のメンバー39人が所属する。作業予定や業務管理には、高齢者の社会参加を支援するプラットフォーム「GBER(ジーバー)」を使う。ウェブアプリで勤務可能な日時を入力すると、条件に合う業務をマッチングさせることができる。

現役時代は放射線分析器のメンテナンス技士だった米川和彦さん(75)。5年前に活動を始めたが、かつての電話やメールに代わり「仕事の連絡は大幅に効率が上がった」という。現場までの地図や作業日報などの共有もアプリ上で完結する。

導入当初はダウンロードさえできない人が多かったが、互いに教え合い操作にも慣れるようになった。今ではほぼ全員がスマホユーザーで、デジタルへの意識にも変化が。これまで市の施設で開催していた定例会議は、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」に代わった。

メンバーの多くがホワイトカラー企業の出身で、リタイア後に剪定やガーデニングを学んだ。「自然と触れ合いながら頭も体も使う作業は新鮮」と米川さん。友人と新たに勉強会を開くなど活動の幅を広げている。

GBERを開発した一橋大学の檜山敦教授は、デジタルテクノロジーに触れることで、若い頃でさえできなかったことを可能にし、生活の満足度や達成感を高める高齢者を「スマートシニア」と位置づける。

「やればできる」という自信が、加齢に伴って身体や認知機能が衰えるフレイル(虚弱)予防にもつながる。シニア世代の就労は生活の糧というより、健康維持や社会参加の手段だと檜山教授は分析する。

GBERは世田谷区、福井県や熊本県でも導入しており、学童保育や介護支援、ドローン講習会など、就労以外の目的にも活用されている。

「会議で相手の質問が聞き取れない」――。源不二彦さん(70)は、かつて勤務していた医療機関で薬の効果に関する研究を続けているが、数年前から聞こえづらさを感じ始めた。衰えつつある聴力を補うのがオリーブユニオン(東京・目黒)のスマート補聴器だ。

従来の製品と違いスマホの専用アプリで聞こえ具合を調整できる。音を感知したら画面をタップする簡単な聴覚テストは5分ほどで完了する。また周囲の音を数値化し、難聴を進行させる騒音下に長時間滞在していると警告を発する機能も備える。

マスク越しの会話は不自由で「日常のコミュニケーションでも欠かせない」と源さん。最近まで両耳で約50万円の製品を使っていたが、月4900円のサブスクリプション(定額課金)で利用できる手軽さもありスマート補聴器に切り替えた。「若い人が使うイヤホンのようで、ポジティブな気分で使える」

非政府組織(NGO)などで講演も続ける源さんは、人と会って話すことが生きがいだ。医師への研修のため年数回は海外を訪問していたが、コロナ以降は実現していない。「今後も世界を飛び回りたい」と力強い。

高齢者へのデジタル機器の使い方を支援するサービスも広がっている。MIHARU(東京・渋谷)は、個別講座の訪問サービスを展開する。都内に住む中原則子さん(76)は、月2回ほど孫世代の若者からスマホアプリなどの使い方を教わっている。仕事でパソコンは使いこなしていたが、画面に指をスライドさせる「スワイプ」など、独特の操作があるスマホにとまどっていた。

受講料は1時間5000円。「旅先で撮影した写真を友人とシェアできるようになった」と笑顔をみせる。列車の乗り換え検索もこなし、趣味の旅行に楽しみが広がった。

政府は6月、「デジタル田園都市国家構想」の基本方針案を公表し、機器に不慣れな高齢者らの支援強化を記した。MIHARUも自治体に向けたサービスを今春から始め、月に約20件の依頼が入るほど盛況だ。赤木円香代表は「一人ひとりデジタルに対して不安に思うところが違う。パーソナライズしたサポートが重要だ」と語る。

(高橋鈴、石井理恵)

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