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2021年04月02日22:56

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日常日記 2021年3月31日 『ノマドランド』「冷たい校舎の時は止まる」



31日(水)晴れ 初夏のような日中
ハッと飛び起きるように目覚めた、何かの気配がしたようで見回すとマルが起こしに上がってきていた
時計を見ると9時半頃、とりあえず、マルと一緒に降りてきて、トイレを済ませて、マルに朝ご飯あげる
二階に戻って、シーツ/枕カヴァ/タオルケットを剥ぎ取って、昨日用意しておいた洗濯物と一緒に洗い始める
庭に出ると本当に良い天気、コロ部屋の雨戸を開けて、新聞取ってくる
新聞読んでいるとマルが乗っかってくるので少しいじり、ご飯の追加上げる
二階ヴェランダに上がって布団を干して、洗濯物を干す用意をする
10時半頃テレビ点けて「バゲット」見ながら新聞読んで、シソンヌがゲストの「水曜日はカレーの日」を見て、ヴェランダに上がって洗濯物を干す
降りてくると11時15分過ぎ、「きょうの料理」見ながら徐々に出かける準備
11時半過ぎに家を出て映画観に三越前に向かう
TOHOシネマズ日本橋に12時10分頃到着、当日券を確保して、COREDO室町1に移動して昼御飯
中国名菜 孫 日本橋店 https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13117447/
店前のランチ表示を見たら、大好物の獅子頭とあったので迷わず飛び込んでしまった
孫 日本橋店ももう3度目ぐらいの再訪です
メインの獅子頭、副菜小鉢の紋甲イカとブロッコリの和え物、揚げ豆腐の辛味煮、蟹と玉子のスープ、ごはん、デザートのマンゴープリン、ポットでお茶が供されて、1210円也、なかなか良いメニューだと思います
好物の獅子頭は、野菜が青梗菜でスープがもう少し多めならなお良かったけど、久しぶりに美味しくいただき満足しました
しかし、どのお店もご飯のお替りは一杯目より多くなるというのは、本当にあるあるのように感じます
二杯目のご飯が多くて満腹になって、満足しました
14:00@TOHOシネマズ日本橋 ♯8 『ノマドランド』 NOMADLAND https://searchlightpictures.jp/movie/nomadland.html
感想は最下部に置きます
観終わるともう4時過ぎなので急いで帰途に着き、5時前に家に着く
追ってくるマルを置いて、二階ヴェランダに上がって、布団を取り込んでベッドをセットする
続いて洗濯物を取り込んで、半分持って降りてきて、マルに夕ご飯をあげて、また上がって残りの半分を持って降りてくる
時刻はもうすぐ5時半、マルを動物病院に連れて行きたいし、買い物もしたいがとにかく眠くて眠くて仕方が無いので、コロ部屋の椅子でちょっと仮眠
寒くて目覚めて、上を羽織って、門灯点けて、もうひと眠りしたくてまたコロ部屋の椅子で寝る
ハッと目覚めて、何時になったかと時計を見ると6時半前、今からでもマルを病院に連れていけるかな
と時計を見直すと7時半前の間違いだった、マルは明日連れて行くことにしよう
買物に行こうかどうしようか迷いながら、コロ部屋でプロ野球中継をザッピング見する
ダイニングに戻って、「ミラクル9」や「世界くらべてみたら」などザッピング見
もう買い物行かないことに決めて、8時半頃お腹空いてきたので、久方ぶりにポップコーンをつくり
シーバスリーガルミズナラのソーダ割りをつくって、読書しながら飲み食べ開始
〆は、サカガミで買った、聘珍楼の担々麺を試してみた、これはなかなか美味しい、下手な店のタンタンメンより本格的で、自分で花椒も山椒も入れたので本当に美味しかった、また見つけたら買っておこう
珈琲淹れながら後片付けして、レーズンサンドを楽しんで珈琲飲みながら「今夜くらべてみました」見て、10時45分頃から「報ステ」スポーツコーナー見る
11時頃からまた読書、辻村深月著「冷たい校舎の時は止まる」 [講談社/講談社文庫] 下巻、読了
HP紹介文より
“エンターテインメント界注目の大型新人・辻村深月が贈る青春小説
閉じ込められた8人の高校生――雪はまだ降り止まない「ねえ、どうして忘れたの?」
雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう――。第31回メフィスト賞受賞作”
若書きで幼めな印象を受けたが、本作、辻村先生が高校生の時に書かれた本と知って合点がいった
主要登場人物8名でお話が回っていくのだが、それぞれの来し方が結構濃厚に丁寧に描かれるので、上下合わせ1000頁以上にもなっていて読み出が凄い
ここまで描き込まなくとも良かったのでは? という疑問を抱きながら読み終わりました
辻村先生のご本はこれが初めてです、今年は3冊読んでみようと思っていて、その後も読むかどうかは3冊読んで決める積りです
本作一冊で決めるならもう読むのを止めてしまいそうですが、高校時代の若書きで判断するのはちょっと無理がありますね
読み終えて、テレビ点けて「家事ヤロウ」今日総集編みたいだね
0時から「スポーツウォッチャー」見ようとテレ東にしたらやってない、テレビ欄で確認したら11時55分からの5分番組に縮小変更されていた、がっかり
「家事ヤロウ」見終えて、読書ノート書いて、明日から4月なので4月に読む用の本を集めてくる
1時40分頃から寝る準備してマルケアする、色々なところにウンチしてあったのを発見してしまい、処理してマルトイレを奇麗にする
シャワー浴びてきて、映画と本の感想以外の本日の日記を書き終えるともう3時
3時15分頃ベッドに行き4時過ぎに就寝です

『ノマドランド』感想です
鑑賞前の予想では、ノマドと呼ばれる現代の漂流民を描き、現在の先進国の行き詰った疲弊感を描くような映画かな、と思っていましたが、全然違いました
確かに先進国の行き詰ってしまったどうしようもない空気感は見事に描き出してはいますが
本作のテーマは「生き方」と「その落着もしくは決着」かなぁ、と観終わって思いました
日本で言うと「終活」もしくは「身仕舞」というジャンルになるのかと思いますが、おのずとその意味合いは全く違います
まず、感心するのはフランシス・マクドーンマンドという女優の凄さ、覚悟
彼女が初めてアカデミー賞の最優秀主演女優賞を獲得した『ファーゴ』という作品の宣伝プロデューサーを担当しましたが、まさかこんなアメリカ映画史上を代表するような女優にまで成長するとは思っていませんでした
もし、今回主演女優賞を受賞すれば、キャサリン・ヘプバーン、メリル・ストリープらと肩を並べるような女優になりますね
自身で取りに行った原作の映画化権、クロエ・ジャオ監督の選任、矜持を感じるその演技、素晴らしいお仕事だと感服いたしました
その本作に抜擢された監督のクロエ・ジャオは中国系の女性だそうですが、見事な映画を創り上げたもんです
前作の『サ・ライダー』という映画も素晴らしいそうですが僕は残念ながら未見です
作品賞か監督賞を獲ったら、是非どこかの映画館で上映してくれれば良いのにと思います
実際のノマドの方々に演技してもらい、ロケーションでの自然光による撮影など、ネオ・レアリズモのようなアプローチの演出方法が本作のテーマにぴったりで、マクドーマンド演じるファーンの1年を丸ごと捉えるような作劇は見事な出来栄えだったと思いました
本作に出てくるノマドの皆さんは、社会に追い詰められて車上生活による放浪をしているのでしょうが
自らそれを選択している姿勢も強く見えます
癌にむしばまれても、病院に閉じこもって投薬生活を送るのなんて御免だ、と死を覚悟してノマドとして日々を送っているスワンキーの日常はまさに死と隣り合わせ
彼女がパンクしたファーンを叱るのは、自ら死を引き寄せる軽率さ故
メンターのようなボブは自身の息子を亡くして、選択したのがノマドであった
ファーンも、何度か、通常の家での生活に誘われる
ファーンの友人だった男性と結婚した姉から、そしてノマドを離脱して息子夫婦の家に定住するようになったデイヴィッド・ストラザーン演じるデイヴから求婚のような形で暮らさないかと
しかし、デイヴの息子の家に招かれてベッドで寝ているファーンは寝つけず、夜中に抜け出して自分の愛車に行って眠る
64歳のファーンにとって、かつての子供時代、夫と暮らした日々、自らが丹精して改造した愛車のRVに対しての愛着は非常に厚く熱い
現在64歳のファーンとしては、今現在は屋根のある家での暮らしを全く望んでおらず、愛車と共に色々な場所に流れ、今日ある仕事をして、また次の場所に向かい、クリスマスシーズンに忙しくなるアマゾンで当座の貯金を作る生活しか望んでいない
映画はこの現在のファーンの姿で終わっていく
しかし、ファーンには明日があり、来年があり、愛車がいつ廃車になるか、10年後74歳になった時にどういう思いを抱いているのか、それはわからない
映画は観客に特段のメッセージはおろか、示唆さえ具体的に示さない
なかなか凄い映画だと思いました
近々「シネマサロン」にUPします
またちょっと違うことも喋っておりますので、是非上がった際にはご笑覧いただけますと嬉しいです

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