“Read them and understand them!”

３月になり、また腹立ち期に突入した。

感染者が減ってきて、ワクチンも多くの人に行き渡り始め、首相がロックダウンから抜け出すロードマップを発表した後週末にかけて春陽気だった。とりあえずの目安の日取りが与えられただけで、実際にロックダウンが開けるのはまだまだ先なのに、人々はすっかり浮き足立って、パート先は朝から晩まですごい混雑で正午前にビールの冷蔵庫がすっからかんになったりした。とにかく「マスクなし」で「友達グループ」できて酒やらサンドイッチやらを買って「公園でピクニック」って輩が多くてしかもだべっているから店内にいる時間が長い。それからバキーを押した家族連れのグループ。そのグループが全部バブル内な訳なく、いたずらして回る子供を連れてテイクアウェイのコーヒー片手にバギーおして大人全員で狭い店内に入ってきてマスクを下げてだべっている。頭の中で「違反」「違反」「違反」「違反」「浮かれポンチ！」と罵りながらやり過ごした。
気持ちはわかる。だけど誰だって同じじゃないのか?みんな我慢しているのじゃないのか？

店は閉まっていて出れないから、個人を相手に出張している理髪師もいる。
日本人どうしなら（衛生に気をつけているから？? ）家で数人集まって会食しても大丈夫と思っている不思議な人もいる。

昨日国家予算の発表があった。私にとってのほんの少しだけ良いニュースはSEISSの４回めと５回めが出る事、それには2019/2020 分のタックスレコードが加味されること。それは過去３年分の平均の月収から割り出されるので多少上がるはずで、夏になれば本業も忙しくなるはずだ。

furloghされ出勤せずに家にいて何もせず８０％の給料をもらい続けていて解雇の危機もない人が不足の２０％の愚痴だとか、暇を持て余して「何か」した成果だとか、私のようなものに言いたがる? ？そんな贅沢な悩みは聞きたくないし成果も見たくない。８割給料プラス違反なのに自宅で仕事をしている美容関係者でうちに見てもらいたい服持ってくるとかいう者もいる。私はルールを守って常連さんでも花嫁さんでもフィッティング先延ばしにしているのに？？生活に困っているわけでもなく８割給料もらってぷらぷらしてる人で私にあれこれなおしてくれとお願いしてくる人は私に仕事を与えているとでも思っているのだろうか？ルール違反をして仕事をするならばバックログのもっと大きな、緊急な用件を優先させる。知らない顧客の新しいお直しの問い合わせなら断ることができる。でも知人だと難しい。人恋しいのかもしれないけれど、それだって誰でも同じだ！
「今はフィッティングができない」「パートにでているから時間がなくて疲れている」というようなことを匂わせても、勝手に会いに来る予定を立てようとしたり、その服に関して自分の都合を申し立てたり？？
去年の元相方からのペンキ塗りの仕事のオファーもしかり。
なぜ自分はそんな事に腹がたつのか考えてみた。まず、生活に窮する事なく時間を持っている者が羨ましいのかもしれない。しかし何か/誰かを「羨む」資質はほとんど持ち合わせていないので、放っておいてくれればお互いそれで済む筈なのに。暇を持て余して良い暮らしをしている人の趣味や成果に関わる気も、それではした金もらう気も全くない。

実際に私は、頑張っている大学生パート達の制服は職場の休憩時間にフィッティングをしていくつも無料で直している。（ただ皆の分する気はないので特にボスや他の同僚には言うなと言ってある）ルール違反せず困っている人にありがたがってもらえるなら無償できもちよく自分の時間を割くことができるらしい。パンデミックの始めにマスク作りに関して持っていた気持ちと同じだ。上にあげたような者は、お金をはらうからこのようなマスクを大至急作ってくれ、と言ってきた知人と同類だ。

大体、皆がルールを守らずに夏予定通りに開けなかったら、私はいつまでたってもパートを辞められないじゃないか！そういう腹立ちもある。

他にもいろんなマイナーな事に腹を立てている。贔屓にしていたけれど解散したバンドの元メンバーが、絵に描いたようなクリシェなインフルエンサーになりさがったりして（いや一般的に見ればそれは「サクセス」とか「良い暮らしをしている」とかいうのだろうけど）いるのを見て、「Creative director? Says who? You aren't creating - you're advertising! くだらないマテリアリスティックな大人になりくさって！！」といちいち腹を立てている。それは羨みからきているのではなくて、ほとんど裏切られたような気持ちに近い。


はーっ。この夏からは仕事をもっと選んでいくという方向性をうまく言葉でまとめてウェブサイトをアップデイトしなければ。