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2021年02月03日01:10

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昨日の怒りに続いて。。。今日は穏やか

昨日はあまりの怒りに乱文の日記を書いてしまったが
ミャンマーでクーデターが起きた背景に人々の信仰問題が
少なからず絡んでいて、信仰世界の問題と現実社会の問題が
交わり合った時、現代の日本人のような「有耶無耶な信仰」の方が
血は流れずに済むのではないかと暗に示した積りである。

先に断っておくが宗教にも宇宙にもそんなに明るくはないのだが
醍醐寺といえば世界遺産であることは兎も角
真言密教系の寺院である筈である。
真言宗のご本尊は「宇宙の本体である大日如来」などという妄言である。
開祖の空海は8世紀から9世紀にかけての人物であり
そもそも彼が口にする「宇宙」の定義は
留学先の中国から持ち帰ったものなので現在の定義とは並立しないが
今回の「宇宙」とは狭義では一致しない事は明白である。

従って、やんわりと言葉を選んで
失礼のないように申し上げれば
今回のケースは信仰とは無関係であり
文化財の保護、と「宇宙」という単語におけるダジャレ
程度の話である。

まぁ笑い話の部分は悪く言うつもりはなくて
我が国の現在における「信仰」に対する寛容さは
歴史的仏教にしてこの程度であり、むしろ
信者や市民の精神世界の解放や心の拠り所のとしての機能は
果そうとしているのかいないのか甚だ怪しいといったところである。

そもそも空海以前の信仰問題についてだが
幾ら人々が非科学的で信仰に厚かったとはいえ
信仰の対象でもある釈迦牟尼や阿弥陀如来が
日本の事や現在を含めた未来を見通したり予知していたとは
到底思えない。
ただ人間の所業だけで(戦争などで)数多くの命を失ってきたわけであるから
これは仏教に限らず、万民に効果がある信仰の対象はまず存在しない。
或いは平和や救済に効果がある信仰はない事は、
少なくとも人類の歴史においては間違いないのである。
神も仏も無い事態は幾度となく繰り返されてきたのだから。

昨日の話ではないがミャンマーの「ロヒンギャ」たちを苦しめているのは
彼ら自身のイスラム教という信仰である。
イスラム教という信仰に罪があるわけでもなく、
ロヒンギャたち当人に罪があるわけでもないのに、
このような事態を生み出しているのだとしたら
この関係性は極めて「罪作り」なのであり、
その「迫害者」扱いを受けている仏教徒の多くは
信仰とは無関係にロヒンギャを永劫許さないものだと思われる。
それが信仰なのであり信じるという事だからである。

しかし、いつからか「信仰の自由」が
世界共通のルール、みたいになっているのは
一方が相手方の信仰を奪ったり変えたりすることを目的とした争いが
近代まで絶えなかったから、が大きな理由だったと思うが
ではキリスト教徒とイスラム教徒が共存する社会は
どうやって作り出されているかと言えば

信仰を陳腐化

しているからではないだろうか
いや、そもそも陳腐だったのに政教合流によって
本来の(開祖が唱えた)信仰や高い神性を持った存在を
人間が変質させたからなのではないか
古代宗教はオカルティックで非科学的であるが
もっとシンプルであり、決して万人に当てはまるようなものでは無い筈だ
それを為政者が人民統治に悪用しただけなのである。
この話はまた別の機会に(笑)

閑話休題、現代日本において本質的な仏教は維持されていないからこそ
「八百万の神」的な生温い空間が維持されているのである。
とはいえ、一部の新興宗教に対する視線は近代以降厳しいものがある。
それは彼らの中でしか成り立たない真摯で厳格な信仰があるからである。


「宇宙寺院」23年打ち上げへ 醍醐寺とテラスペースが合意 ご本尊や曼荼羅を搭載
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=32&from=diary&id=6397906
 世界遺産の醍醐寺(京都府伏見区)と京都大学発の宇宙ベンチャー・テラスペース(京都府左京区)は2月1日、人工衛星による「宇宙寺院」の開発と打ち上げを目指して業務提携を発表した。2023年にテラスペースが打ち上げるIoT衛星に寺の機能を持たせる。

 宇宙寺院の名称は「浄天院劫蘊寺」(じょうてんいんごううんじ)。
鎮護宇宙をかかげる醍醐寺の流れを汲む寺院を高度400k〜500kmの地球低軌道上に“建立”する計画だ。

 衛星は携帯電話の電波が届かない山間部の文化財保護を目的としたもの。
ペイロードの半分を宇宙寺院とし、
本尊となる大日如来像や曼荼羅(まんだら)を搭載する。

 衛星は地球を約1時間半で1周し、
「地球のすべての地域をカバー」(テラスペース)。
宇宙寺院の現在位置はスマートフォンアプリなどで確認できるようにする。

 テラスペースは2020年設立の宇宙ベンチャー。プロジェクトでは人工衛星の開発に加え、醍醐寺と共同で宇宙寺院の運用と事務局業務も行う。

 醍醐寺は今後、地球を含む宇宙全体の平和と人類の宇宙での活動の安全を祈願する「宇宙法要」を定期的に開催する。第1回は2月8日の予定で、当日はYouTubeで生中継する。参加申し込みは宇宙寺院・浄天院劫蘊寺のWebサイトで受け付ける。

 醍醐寺は874年(貞観16年)創建の真言宗醍醐派総本山。200万坪以上の広大な敷地は世界遺産に指定登録され、年間40万人から50万人が観光に訪れる。テラスペースの取締役を務める醍醐寺の仲田順英執行・統括本部長は、1月24日に醍醐寺で行われたシンポジウム「観光からみた宇宙5」に出席し、「宇宙に人類が進出する時代だからこそ、心の拠り所になるところも必要ではないか」と話した。
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