1)今週水曜日、アメリカは再び新たな恐ろしい記録を書き替えた。一日のコロナ死者が3,140人、コロナでの入院患者が10万6千人を超え、1日の平均新規感染者は20万8千人に達した。
アメリカはこれらの有難くない記録を次々と破ってきたが、その意味するところは、本格的な冬がまだ始まっていないのに、コロナの感染爆発が収まる気配も見せていないということである。
2)あの忌まわしい9.11のテロの死者を上回るコロナ関連死者を記録した同じ日に、トランプ大統領はホワイト・ホウスでユダヤ教のハヌカー祭りを行ったのだ。もちろん大統領はマスクなしで出席したが、来客の中には、大統領が選挙で勝っていると主張する間、明らかに咳をする人がいた。
3)行政府の関係顧問は木曜日に会合を開き、FDA(アメリカ食品医薬品局)がファイザー社のワクチンの一般市民への使用を承認すべきか否かを決議する予定だ。
承認されれば、新型コロナウイルスとの戦いに於ける待ちに待った突破口になるだろう。だが、問題なのは数千万のアメリカ市民がワクチンの接種を拒否していることだ。11月1日に行われた7つの世論調査では、回答者の45〜60%の人たちがワクチンを接種したいと回答しているが、ワクチン接種が始まってから数か月経ってから様子を見て接種を受けると答えた人が多い。これではアメリカが正常な日常を取り戻すのが可成り遅れる恐れがある。
何故ワクチンの接種を恐れるのか?というポスト紙の質問に対する多くの答えは「誰かのためのモルモットにはなりたくはない」というものであった。
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