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2020年10月09日05:39

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新潟県とは

長い海岸線を持つ新潟は、福井、富山も「越」で呼称されていますが、越後は大阪や京都から最も遠い地としてとらえられていました。「越」とは「辺境の地」「落ちぶれた人々の地」の意味です。『古事記』によれば、「北日本は敗者の集まるところ」と記されています。

新潟は、年間平均83日が雪、103日が雨という地理的条件のもとで生活しています。雪質は長野や北海道のような粉雪ではなく、水分をたっぷり含んだベタ雪です。しかし最近は村おこしの一環として、雪を商品化する運動が始まっています。

明治、大正を通して、女性の小学校への入学率は全国で最低でした。新潟では、成人した女性は働くという風習が根強いのです。富山では公立大学への入学率がトップですが、新潟の女性の入学率は低いです。女性に対する教育不熱心は伝統的なのです。

コシヒカリとは「越の米」の意味です。新潟が一番有名ですが、福井に行くと、「福井がコシヒカリの開発の地だ」と主張するし、富山に行けば「新潟人が富山の米を食うと富山のほうがうまいという」と、「越」3県で主張しあっています。

新潟では、「入った金は使わない、出さない」という金銭感覚が根強いです。ところが、たわいもないことに金を使い、散財する習性もあると言います。これは米の単作地帯ということに起因するのかもしれません。収穫の秋にどっと金が入ると、この時とばかりに人が変わり、大盤振舞いしてしまうのです。

黒崎町は国内有数の枝豆の産地です。とりわけ小平方地区でつくられる枝豆は香ばしく、ビールのおつまみに最高といわれています。もともとは山形鶴岡市のだだ茶豆が祖先で、これは門外不出でありましたが、栽培技術を公開してもらい、新潟を代表する特産物となったのです。

「へぎ」とは長方形の盆のような器をさします。これに人数分のそばが盛られます。メニューを見ると、五合そば、七合そばとあるのが特徴です。新潟には昔から冠婚葬祭の最後にへぎそばを食べるという風習があり、それが定着しました。つなぎに小麦粉や卵、山芋などを使わず、海藻を用いるのが特徴です。うっすらと緑がかかっていて旨いです。

ちなみに新潟の乾杯はビールではなく地酒で乾杯します。条例で決まっているそうです。第42回プロが選ぶ「日本のホテル・旅館百選」の総合順位の2位「白玉の温泉・華鳳」(新潟県・月岡温泉)で乾杯は地酒でした。

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