静岡県牧之原市の認定こども園に通う3歳の女の子が通園バスの中に取り残され死亡するというなんとも痛ましく、そしてとてもショッキングなニュースが、2022年9月にありました。当日は30度を超す暑さで、そんな日に5時間以上も閉め切った車内に放置されたのですからさぞかし苦しかったことでしょう。
満タンにしていた水筒のお水が空になっており、自分で服を脱いで一番後ろに座っていたところからドアが開く扉の前で亡くなっていたという。父母会でこの話を聞いた父母たちが失神して運ばれたといいます。保育園で会長を務めていたこともあった私にはショックで言葉になりません。
そして苦しいのはなによりも大切な子供、孫を失ったご遺族も同じです。幼稚園、保育園は子供が初めて親と離れて生活する場です。子供も不安でしょうが親も不安なものです。それまで24時間目の届くところにいたものが、まったく姿が見えなくなるのですから。
「泣いていないだろうか」「みんなと仲良くできているだろうか」「ちゃんとご飯は食べているだろうか」と心配の種は尽きません。それでも「いってらっしゃい」と笑顔で送り出せるのは、そこの先生や職員に全幅の信頼を寄せているからです。
彼らは何をおいても子供たちを守ってくれるという前提の上で成り立っているのです。にもかかわらず、それを裏切り「確認を怠りました。ミスでした」で子供を殺されたのですから、その怒り、悔しさを想うとかける言葉が見つかりません。
事件を受け、識者の発言やネット上では「タブレットを使って乗車、降車のチェックを徹底する」「園児の在籍数と出席数に差異があるときは、その居所が確定するまで調査する」など二重三重のチェック体制が必要との意見がでていますが、わたしには「何をもっともらしいことを言って納得しているんだ」としか思えません。
なぜなら、バスを施錠する前に一番後ろの席から前まで確認するという最も効果的でありながらシンプルなことすらできないのですから、そんなことができるわけがありません。そして各地で子供が緊急時にクラクションで助けを求める訓練をしていると聞いてさらに悲しくなりました。
就学前の子供といえば、なにも考えずにただ思うがままに生きていても親、知り合い、そして社会から100%守られるべき存在です。そんな幼い子供でさえ自衛のための訓練をしなければならなくなったなんて。いったいこの国の大人たちはどうしてしまったのか。
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