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2020年07月04日04:57

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サロモンのゴアテックスのレインウエア!

■サロモンのゴアテックスのレインウエア!

デュポンってアメリカの化学製品メーカーで、ナイロンやプラスチック、合成火薬や農薬などを開発している、パテントを取得してライセンス生産させて食べているブランドだ。多国籍の巨大な会社だ。ナイロンも含めたアラミド繊維は、天然繊維と違って大量生産に向いていた。あらゆる製品に採用されている素材を作っている。

そんな中にゴアテックスという素材がある。レインウエアから宇宙服までに採用されている。多孔幕のフィルムを布地にコーティングして、水蒸気は通すけど、雨つぶは通さないという夢の素材なのだ。蒸れを防いで濡れないというので、レインウエアに最適というわけだ。

アメリカのアウトドア用品の通信販売のカタログを手に入れて、シェラデザインのゴアテックスマウンテンパーカーを手に入れた。縫い目を潰すシームシーラーも手に入れて、箱を開けて、縫い目にシームシラーを塗って、まるで、セメダインだらけのレインウエアになってしまった。

当時のゴアテックス生地は、表側の生地と裏側の生地に小さな穴が空いたフィルムがサンドイッチされて熱処理でラミネートされていた。水漏れの原因になる縫い目を少なくするために奴さんのはんてんみたいな直線的な仕立てだった。

有名だったシェラデザインの60/40のマウンテンパーカーは、防水性があると、アウトドア雑誌で紹介されていて、トレッキングの必須アイテムとされていて、手に入れて雨がザザ漏れで、騙されていたので、ゴアテックスもあまり期待していなかった。

マガジンハウス系のモノ紹介雑誌や、小学館のアウトドア雑誌にも、ゴアテックス生地の紹介のコマーシャルが毎月載っていた。アウトドアクロージング、山用品、スキーウエアのハイエンドモデルには、必ずと言っていいほど、ゴアテックスが採用されていた。

口の悪い人はラミネートされた生地がゴアゴアだからゴアテックスって言うんだと言っていた。廉価版のレインウエアはハイパロンとか、エントラントという、ゴム引きで蒸れを防ぐ多孔幕の生地が採用されている。結局はゴム引きだからゴアテックスよりは蒸れる。

エントラントは防水性が高められて行くが、蒸れはなかなか解消されていないし、風圧がかかると水の染み込みが起こる。洗濯すると防水性が低下するので、雨の中を走ったら、水道水をかけて汚れを落とすだけにした方がいい。さらに、乾かしたら防水スプレーをかけて、乾かすという手入れが長持ちのポイントだ。

内側に水蒸気がこもるので、雨が染み込んできたのかと思ってしまうが、期待するほどの通気性がなく、発汗の方が上回っているのだ。トレッキングでも、サイクリングでも大汗をかくので、快適さをキープするには、吸汗、蒸散タイプのジャージやアンダーと組み合わせた方がいい。

初期のゴアテックスも期待外れだった。3回目くらいのツーリングで、首筋のあたりから雨水が染み込んできて、ザザ漏れになった。蒸れはエントラントよりマシだったが、使い始めて数ヶ月で防水性はなくなった。当時のラミネートが弱くて、フィルムが剥離していたのだ。

エントラントが1万5000円の時に、ゴアテックスは4万円だったから、コストパフォーマンスは最低でした。しばらくはゴアテックスのレインウエアは買うのを止めました。レインはアソスの半透明のレインを使いましたが、1時間も走ると雨水が染みてくる製品でした。

5年くらい前にアークテリクスのゴアテックスのレインパーカーを手に入れて、防水性が向上しているし、ラミネートの耐久性もはるかに向上していました。ラファのウインタージャケットの防水性がダメだったので、しばらくはアークテリクスを頼りにしていました。

アークテリクスは、表側の生地と裏側の生地の間にフィルムがらみねとされていて、比較的しなやかな生地になっていましたが、3層構造なので、折りたたんでもやや大きめです。背中のポケットには収まりません。着て走るしかありません。

アドベンチャーレースとか、トレイルランを提唱しているサロモンは、ゴアテックスのレインウエアの軽量化にチャレンジしています。
一般的なモデルは3層構造でしたが、サロモンのトレイルランモデルは2層構造です。ぺらぺらの表生地に、フィルムをコーティングしたもので、150g切りで背中のポケットに収まります。しなやかさは圧倒的で動きやすさも抜群です。防水性もラミネートの耐久力も問題ありません。

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