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2020年04月29日12:31

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やはり紫外線がCOVID-19対策に有効なのか?

今朝もワシントン・ポスト紙のニュースレターがCOVID-19に関する最近の情報を載せていましたので、ご参考までに一部を翻訳してみました。
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この数日間で食料の供給に関する問い合わせが殺到している。特に食肉に関するものが多い。そこでコロナウイルス・パンデミックにより起こっている食肉供給問題について専門家に聞いてみた。

従業員の発病が一部の食肉加工工場を閉鎖に追い込み、更に長期欠席者やソーシャル・ディスタンシングが工場の稼働を阻害している。トランプ大統領は食肉流通の混乱を阻止するためには、何が何でも食肉加工工場の稼働継続を維持せねばならないと呼びかけている。
専門家たちも今後数週間、食肉店の営業が難しくなり、豚肉の切り身やモモ肉、あばら肉、鶏肉や牛肉などの価格が高騰するだろうし、もし工場閉鎖が数週間続けば、食肉の入手自体が難しくなるだろうと警告している。

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)によればコロナウイルスが食品を通して人間に感染するという証拠はまだ出ていない。
一方、他の研究報告によれば、ウイルスはダンボールやプラスティック容器のどの中で何時間も生きていけるようだが、食肉や他の食品上で生き続けられるか否かはまだ実証されていない。

また、ウイルスが大コウモリから始まって、センザンコウなどの次の宿主に移転することは判っているが、牛や豚や鶏などが感染したという証拠は出ていない。
CDCは、取りあえず生肉は他の食品から離して保存し、腐り易い食品や肉は、危険な細菌類に汚染されないように適切に冷蔵庫に保管するように勧告している。

旅客機の中の感染リスクはどうか?専門家たちは旅客機内でのウイルスの拡散を防ぐ方法を見付けたが、今回のパンデミックには間に合わなかった。
1977年3月14日、インフルエンザに感染した一人の女性が53人の乗客乗員と共にアラスカへ向うB737に搭乗した。同機はエンジン故障のため、空調も止まり、キャビンのドアを締め切った状態で2時間以上滑走路上で待機していた。アラスカ到着の三日後に38人への感染が判明した。それから40年以上経っているが、今回の新型コロナウイルスは世界中の旅客機業界を壊滅させようとしている。国家航空安全局の調査では、日々の乗客数は95%の激減となっている。

1970年代以降科学は大幅な進歩を遂げており、各航空会社もコロナウイルス対策に万全を期して飛行の安全性を必死にPRしているが、専門家の意見では旅客機のキャビンは依然としてウイルス感染の危険をはらんでいるようだ。

これは生物学や医学上の問題だが単に他人との距離の問題でもあり、キャビン内の空気の流れや座席などの表面の汚れ、他の乗客との接触などが問題視されている。
キャビンの中で、咳から出る飛沫がどの様に拡散するのか?
Purdue大学の研究では、咳から出る目に見えない飛沫がB737の機内でどのように拡散するかを可視化した研究を行っている。
研究者によれば、問題解決方法の発見は近い。コロンビア大学の研究者たちによれば、紫外線が人体に影響のない状態でウイルスを殺すことを確認した。紫外線は旅客機のキャビン内でも有効で、空港や病院、学校などでも活用できると語っている。

コロンビア大学の放射線医療センターのDavid J. Brenner医師によれば、ハツカネズミ100匹に15か月に亘って紫外線を照射してみた。ハツカネズミたちは毎日8時間照射され、2週間置きに目と皮膚の検査を受け、8カ月後の検査でも異常や損傷はみられず、とても前向きな結果が得られたと語っている。

Brenner医師は「太陽光はCOVID-19の拡散防止に有効だが、われわれとしては、まだ結論に飛びつくのは早いと感じている。だが、もし来年の今ごろにウイルス問題が再燃していたら、われわれはそれに打ち勝つ自信をもっているだろう」と語った。

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