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2020年01月22日23:26

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徒然(メモリ2)

先日、職場で「とあるAIプログラムにメモリリークが見つかってうんぬん」という話題が出た。この時は、プログラムは異常停止をし、再起動がかかった、とのこと。

関連する項目の繋がりを作ったり、繋がりを切ったりなどの作業をしているうちに、対象となる項目の扱いを間違えて見失ってしまったのだろうか。結果、項目の繋がりに整合性が無くなり、繋がりを探しているうちに停止、ということか?と想像する。

先の日記でメモリをノートに例えた。AIプログラムは新しい項目が増える度に、ノートへの書き込み/消去や、新しいページの要求が頻繁に起きる。メモリへの要求や負荷が高いタイプのプログラムだ。

***

「ほらほら、あのドラマに出ている俳優さん、何て言うのだっけ?」人間にも関連項目の繋がりがおかしくなることがある。いわゆる物忘れ/度忘れなどの類だ。しかし、AIプログラムが異常停止してしまった今回の件とは、全く違う動作に見える。人間は物忘れ/度忘れでは、まず機能停止しない。しかも不意に思い出したりする。これはどういうことなのだろうか?

データとして、俳優の顔と、俳優の名前とがあって、その2つの間に繋がりがある。この2つの間の繋がりが何かのキッカケで切れる。顔と名前とが繋がらないため、人間の脳は物忘れ/度忘れで思い出せない、AIプログラムは繋がりを探して無限ループ?

人間が不意に思い出すのは、どういうフローでアルゴリズムなのか?

1:とにかく絨毯爆撃的に端から端までデータを探す。関係無い項目もチェックし、見つかるまで探すため、時間がかかる。

2:顔と名前との直接の繋がりとは別に、出演していたTV番組、雑誌インタビュー記事、生年月日、服装など、顔と繋がっていて関連ありそうな別の項目をチェックする。それらの項目も名前に繋がりがありそうだから。ただ遠回りになるため、時間がかかる。

3:1と2との複合技的な何らかの方法。

4:上記以外。

この辺り、脳神経外科とか、AI研究者とか、かなりのことがわかっていて、自分が思いついたようなのは話にならなかったりするのだろうか?

***

人間の脳はニューラルネットワークだから、項目と項目とは1対1の繋がりではなく、他の項目も巻き込んだ感じで多対多の繋がりだと思われる。コンピュータ上でニューラルネットワークを構築してのAIプログラムの成果も凄いらしいが、まだまだ人間の脳の働きには追い付けないところもある。特に人間味的なところ。AIプログラムが「ほらほら、あのドラマに出ている俳優さん、何て言うのだっけ?」と本当に物忘れ/度忘れするのは何年後か? そう遠くない気もするのだけどね。

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