色々と物件探しをしているのは、趣味的な理由が大きいのだが、根底に「引越したい」という願望があるからだ。
なぜ引越したいのか? 現住所に住み始めて15年以上経過した。「飽きた」というのもあるし、部屋や付近に対する色々な不満が明確になってきた。引越することで嫌でも環境が変わる≒環境を変えたい、心機一転したい。荷物が増えて手狭になってきた。アウトドアの趣味を優先するなら、現住所より有利な場所は他にたくさんあるから、そのような場所を生活拠点にしたい。理由は色々だ。
かと言って、引越したいから引越します!というわけにもいかない。引越先が見つかったとして、荷造・荷解、引越業者への連絡と契約、公共料金の連絡、行政への申告申請、家電の新調、銀行その他への連絡、インターネット環境の整備、いらなくなったゴミの処分、やらなきゃいけないことがたくさんある。面倒臭い。お金もかかる。
内見で気に入った部屋だとして、でも継続的に住むことでわかることもある。場合によっては取り返しのつかないことになるかもしれない。それはある種の恐怖だ。
ここら辺が引越への抑止になっている。
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以前、ネット上で「引越がキッカケで鬱になる」という記事を見かけたことがある。一気に作業が発生して捌き切れない上に、並行して日常生活も送らないといけない。これが体力的な負担だけでなく、精神的な負担にもなる。仕事が切羽詰まっている時に、引越も重なると、にっちもさっちもいかなくなって、鬱になってしまうことがある、と。
自分がスーパー金持ちだったら、何でもかんでも他人や会社に委託して、全て楽に済ませたいところだが、現実はスーパー金持ちじゃないので、そういうわけにもいかない。自分がスーパー金持ちだったら、今所有しているもの全て捨てて完全にリセットして〜ということも考えるが、仮にスーパー金持ちだとしても思い入れのあるアイテムもたくさんあり、完全リセットは無理だ。つまり、金はある程度解決の手助けにはなってくれるけど、万能ではないし、そもそもそんな金も無い。ある意味、詰んだ。
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結局のところ、とにかく今すぐの引越は無理だ。ということで、これからも物件の情報は緩々とチェックしていこうと思う。
でもね、あ、これいいな!みたいな物件がいくつか見つかっちゃったんだよなぁ。悩むよね。
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