西で生きながらえてきた常磐103系顔の老兵にも、ついに往生の時がやってきました。
どのような線区・車両であっても、慣れ親しんだ光景が消えゆくのはやはりさみしいものです。
今日和歌山では105系が惜しまれつつラストを飾った一方で、東二見では往年のスターたちが揃い踏みのフィーバー状態。みりんさんは和歌山まで足を伸ばせなかった分、東二見の方に狙いを定めました。
入り口付近では3100Fがお出迎え。連結面を間近で拝むと、アルミ車(3101号)と鋼製車(3619号)の違いがよくわかります。鋼製車で唯一アルミ車に合わせた塗装を身にまとう3619号も、昭和44(1969)年製の御年50歳。いつ廃車の話が持ち上がってもおかしくありません。相方3100・3101の動向も含めて、注目の存在です。
検査入場中の3074F、その姫路方先頭車である3642号を間近で拝めました。現山電のロゴをはがすと現れる、旧ロゴの跡がくっきりと残っています。
山電のニューフェイス、6000系も展示されていました。「S特急/阪神御影」と、基地見学会ならではの表示遊びもw
そしてお待たせしました。今日のメインディッシュでございます。
もう何も、説明はいりませんよね? 山電を支えてきた名車たちがズラリ。旧塗装3030F、保存車3000Fに2012F…思わず目頭が熱くなる並びです。
銀色の車体に、赤いストライプのシンプルな外見。その飾らない武骨さが、逆に見るものを惹きつけるんじゃないでしょうか。
クラシックスタイルの3000系同士を使った"幕遊び"も盛り上がりました。「団急/天満」やら、「急行/姫路」やら… あ、天満はもちろん大阪の天満じゃないですよ?(当たり前や!w)
最後に〆でもう1枚。ずっと眺めていたいこの並び。山電の魅力を再認識した一日でした。
ちなみに東二見の基地見学、実は今回初めての参加でした。以前から興味はあったのですが、時間が合わず泣く泣く断念してました。これでまた一つ、念願をかなえることができてうれしゅうございます。
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