映画作品の題名を知らなくても、殺人人形「チャッキー」の名前と姿は、誰でも一度は見た事があると思います。
その有名なホラー映画の「再起動 リブート」作品。
オリジナル作品を「再生」したのはリメイク作品ですが、この作品は大まかな設定だけを元に、AIやドローンなどを取り入れた現代的な演出を施しています。
オリジナルは見ています。
そもそも、「恐怖」の起点になるところが違う。
オリジナル作品は「殺人鬼の魂を宿したオモチャの人形が、次々と人間を殺してゆく…」という、古典的なストーリー。
しかし、この作品は「プログラムを書き換えられた子供型ロボットが暴走して、次々と人間を殺してゆく…」という、現代でも起こりそうな…という意味で、SF的なストーリー。
なんて言うか…。
例えるならば、老舗の店の辛口カレーが食べたかったのに、万人ウケするチェーン店の甘口カレーが出てきたような違い。
主人公の少年アンディの期待に応えようとして、チャッキーが学習を重ねていくところは映画「トイ・ストーリー」に通じるものがあります。
もし「チャッキーのプログラムが書き換えられていなければ、良い話になったのでは?」、そんなことを想像するとちょっと切なくなる。
チャッキーが「間違った学習をしてしまった」ことから、悲劇が始まるわけです。
この作品の「薬味」は、作中でアンディと友人達が笑いながら見ていたホラー映画「悪魔のいけにえ 2」。
ブンブンバリバリ唸るチェーソーを振り回し、ひっぺがした被害者の顔の皮を被った殺人鬼レザーフェイスが暴れ回る、あの有名なホラー作品。
ほんのちょっとだけですが、映画館のスクリーンでよもや見られるとは思わなんだ。
この作品でも、リスペクトしているシーンがありました。
悪趣味ですけどね…^_^;
チャッキーの声を演じたのは、「スターウォーズ」で有名なマーク・ハミル。
エンドロールでは、彼の歌が聴けます。
ストーリー展開のテンポが早く、見ていて飽きさせません。
温故知新、オリジナルシリーズと見比べてみるのも一興かと。
面白かったw
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