「はしかは怖い」って知ってる？

感染すると１０００人にひとりの割合で脳炎を起こす。
脳炎を起こすと２０％の割合で神経的な後遺症が出る。
致死率１５％、治療法はない。

そもそも、予防接種がある疾患とは
「治療法がなく致死的もしくは重度障害を起こす」疾患だけだ。
脳炎までいかなくてもはしかで高熱を出したあとで、
性格がかわって乱暴になるこどもはいくらもいる。
脳細胞になんらかの影響が出たのだ。死ななかったというだけ。

さらにはしかにかかった７から１０年後に
「亜急性硬化性全脳炎」（SSPE)が患者１０万にひとりでる。
１歳未満の免疫力が弱く予防接種がまだできない年代にはしかにかかった場合が多い。
身体がだんだん動かなくなりしゃべらなくなり食べなくなり感情の起伏がなくなり、
最期に呼吸と心臓が止まる。
小学校高学年の元気だった子が、数年でゆっくり死んでいくのを
親はただ見ているしかない。
何度も言うが、治療法はない。

そんな病気になる可能性が減らせるならワクチンを受けさせるべきじゃないのか？
わが子はそういう病気になんか絶対にならない。
ワクチンは製薬会社のもうけ主義の産物で副作用しかないから受けさせない、とか
本気で信じている親がもしいるなら、児童虐待の一種だと思う。
…でも今、ヨーロッパにはそういう親がたくさんいるんだよね。
貧しい人たちが知識もお金もないから受けてないだけ、と信じたいんだけど。

追記と解説；
上に「貧しく知識もない人たち」がワクチン受けないのではないか？と書いたけどね。
欧米じゃいわゆるまっとうな学校（幼稚園から大学まで）は
ワクチンを受けている証明書がないと入学できないんですよ。
そういう学校にこどもを入れたいなら「ワクチン拒否」なんかできないはずなんです。

（これは前に書いた日記の再掲です）
（２０１８年１１月に「ヨーロッパでワクチン拒否、はしか大流行」の記事で）

■はしか感染、既に昨年の倍＝全国５６６人、最多は大阪−感染研
(時事通信社 - 06月04日 18:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5648756