かつてのゴジラ映画を観て育った世代からすれば、ゴジラのオマージュ的に観ると、ゴジラ以外にもキングギドラ、モスラ、ラドンなどのお馴染みの怪獣が登場し、さらに音楽でも伊福部昭のゴジラのテーマや、さらにエンディングでなつかしの「モスラ〜やモスラ〜」の歌まで聞こえてくるのは嬉しいしニンマリさせられる。
個人的には、好きだった怪獣のアンギラスも登場させて欲しかった感じ(笑)。
しかし昔の東宝のゴジラを知らない世代が観れば、ストーリー的には大味でやや物足りなさを感じさせられるかもしれない。
キングギドラが実は宇宙からやってきた侵略怪獣で、本当の怪獣の王はゴジラで、他にも女王としてモスラも存在した、というあたりの怪獣の善悪をもう少し詳しく描き、話の流れにメリハリが付けば、もう少し後に余韻が残る作品になっていたかもしれない。
まあ、怪獣同士のバトルは迫力があって楽しめるのは間違いないが。
★60点
ログインしてコメントを確認・投稿する