茜屋時間　新年その294回

　今日は寒いので母とその妹を連れて県内のかんぽの宿に　温泉と部屋での懐石料理　こんな日に温泉は気持ちよし　外風呂に行ったら寒こと寒いこと　直売所に寄りつつ帰宅　すぐに夕食　相変わらずお雑煮　いや美味しいなあ

　茜屋には先客あり　最近よく見る夫婦ずれと　たまに逢ふオーディオおたくか　よくはわからんが結構クラシックに詳しい　私が雑誌に掲載された時は　一冊買ってくれたようだ　今日もジュンク堂に寄ろかとお思ったが　時間がなかったので茜屋でのんびり　新聞と次郎物語を読む　スポーツ欄に　浦和レッズの今年の予定表がデカデカと出ていた　テニスより紙面が格段に大きい埼玉新聞　さすがローカル紙　好きだなあ　今度埼玉新聞だけでもいいような気がしてきた　やがて出てきた漆黒の珈琲　いっぱい30グラムくらい使う茜屋の珈琲　素晴らしく濃い珈琲だ　猫舌なのでしばらくアロマの香りを楽しみ　ほんのひと時を過ごす　一口飲んでみる　鼻に抜けるフレーバーは心地よし　いつものビターなチョコもうまし

　今宵の音楽は　ワーグナー:『ニーベルングの指環』全曲(1956年)
　『神々の黄昏』(1956年8月17日)

　ジークフリート:ヴォルフガング・ヴィントガッセン
　グンター:ヘルマン・ウーデ
　ハーゲン:ヨゼフ・グラインドル
　アルベリヒ:グスタフ・ナイトリンガー
　ブリュンヒルデ:アストリッド・ヴァルナイ
　グートルーネ:グレ・ブロウエンスティーン
　バイロイト祝祭合唱団 　バイロイト祝祭管弦楽団
　ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮) 三年分の「指輪」　1956年の最後を飾る十一枚目　全ての「指輪」は十四枚組　かける3年分で　42CD と云ふことだ　しかし長いね　「神々の黄昏」だけでも　ゆうに四時間半くらいある　「指輪」全編を一度で聞くと15時間くらいだ　『ニーベルングの指環』の最後の作品である『神々の黄昏』　この大河オペラの最後にふさわしく　壮大なオペラである

　茜屋で埼玉新聞を読んでいたら　来月お隣のまちで　『トゥーランドット』を上演と書いてあった　天気次第で自転車でも行ける　帰りに美味しいチーズケーキがすぐそばで売られている　行ってくるか