学生時代に見た映画で、いちばん印象に残っているのは
「神様こんにちは」という韓国映画だ。
(wikipediaで調べると1987年作)
http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/pe_kamisama.html
障害者の青年と、貧乏な詩人と、離婚した妊婦の3人が
共に旅をするというストーリーで、運良く、2回
(共にテレビの深夜放映)見ることができた。
この映画から受けた感動はじつに大きかった。
ストーリーの面白さもさることながら、
3人の演技のとびきりの上手さ、田舎の人たちの
暖かさ。そして効果的な演出。
日本やアメリカの映画とはもう次元が違うといって
いいのではないだろうか。
その後、「風の丘を越えて 〜西便制」(1993年)を見て
その想いは確信に変わった。
この頃の韓国映画のレベルの高さは、まちがいなく
映画史上最高のものだ。
その後、「神様こんにちは」を見ようと思ったが、まったく
見る機会がなかった。
字幕付きでDVDが出たらしいのだが、もちろん廃盤。
もう、この映画を見ることはないのかと、諦めかけていた。
この映画の韓国語タイトルは「안녕하세요 하나님」だ。
で、韓国語タイトルをYouTubeで検索をかけると、
アップされているのを見つけた。
https://www.youtube.com/watch?v=XXgS5KXVHN0&t=181s
字幕がないのが残念だが、すでに2回も見た映画なので
大丈夫だろう。
ちょうど、ノートPCにLinuxの軽量OS「Lubuntu」を
入れたところなので、このLinuxマシンで、YouTubeに
アップされたこの映画を見ることにした。
自分自身、驚いたのは、30年前に見た映画のシーンの
ひとつひとつを、鮮明に覚えていること。
字幕がなくても、全く問題なしである。
若い頃の感動というのは本物だとつくづく思った。
そして、30年前同様、この映画から、大きな
感動を味わった。
真の傑作は、何度見ても感動が薄れることはない。
この頃の、韓国映画をいろいろ見てみたいと思った。
もちろん字幕付きで。
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