舞台は、アメリカで銀行強盗が最も多い都市ロスアンジェルス。
ジェラルド・バトラー(「300 スリーハンドレッド」)演じる凶悪犯専門の捜査官と、計画実行の為なら警官殺しも厭わない凶悪な銀行強盗団の対決を描いたハードボイルドアクション作品。
女性は一応出てきますが、いわゆる「魅力的で可愛いヒロイン」は一切出てきません。
出てくるのは、お世辞にもイケメンとは言えないガラの悪いヤツばかり…。
警官と強盗団のメンバーをシャッフルしたら、誰が善玉か悪玉か分からない…w
美男美女、恋愛といった今時の大ヒット映画では不可欠な要素が潔いくらい無く、デートムービーには不向き。
子供も出てきますが、家庭に問題を抱えている人なら身につまされるであろうと思います。
…が「感動の涙が出ます」というシーンは一切無し。
犯人逮捕のためならば違法行為も厭わない警察官が、凶悪な犯罪者を執拗に追うというストーリーは、過去の作品ならミッキー・ローク主演、マイケル・チミノ監督作品「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」を思い出させます。
この作品の目玉は、クライマックスの「渋滞した道路で起きる、警官隊と強盗団の銃撃戦」。
アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ主演、マイケル・マン監督作品「ヒート」の、伝説的な「市街戦」を見ているよう。
もう、とてもリアル!
耳鳴りがしそうなほどの銃の発砲音、警官達が叫ぶ「reload!」の声…。
まさに戦場のライブ映像を目前で見ているかのような錯覚に陥りました。
「48時間」、「レッドブル」などで有名なウォルター・ヒル監督の「女子供はすっこんでろ!男同士でガチの殴り合いしてやろうや!」的な作品が好きな人なら、きっと気にいると思う。
面白かったw
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