mixiユーザー(id:2176506)

2018年10月02日11:33

165 view

アズナブールさん

さっきミクシを開けたら、フランスのシャンソン歌手のシャルルアズナブールさんが亡くなったと、ニュースにありました。

アズナブールは私が10代ころ、もうすでに大御所で、日本でも「帰り来ぬ青春」など、英語や日本語の歌詞で、色々な歌手が歌っていました。記事によると、今年94歳とのことでしたが、先月には、来日してコンサートをしていたそうですから、直前までお元気だったのですね。

私、「帰り来ぬ青春」大好きだったんですよ。

この歌です。

https://www.youtube.com/watch?v=SpJLtQmIv4o

これを聞いて、あれ、この曲3拍子じゃなかったかな、と思って、もう少し検索して見たら、フランス語版では、3拍子のも結構ありました。英語だともっと字余りになるのかな。

アズナブールはフランス語が母国語ですから、私はフランス語で歌っている方が好き。

昔の映像はこれ。

https://www.youtube.com/watch?v=bHokx2L1wi4

その辺にいそうなおじさんですね(笑)

こちらは、ごく最近の映像と思われます。渋いおじいさんで、ステキです。

https://www.youtube.com/watch?v=6l8cIObZL7E

歌詞は、青春を無駄にしてしまったことへの苦い悔恨です。
このうたを、彼は40歳で書いているんですから、早熟ですね。
私は、若い頃はメロディが好きで聴いていましたが、ようやく今になって、歌詞の苦味が
ジーンときます。

下に、英語とその和訳を載せましたので、ご興味があればどうぞ^^


Yesterday when I was young つい昨日、私はまだ若かった
The taste of life was sweet as rain upon my tongue 人生は舌に乗せた雨粒のように
甘く
I teased at life as if it were a foolish game それを軽いゲームのように弄んだ。
The way the evening breeze may tease a candle flame夜風が蝋燭と戯れるように。

The thousand dreams I dreamed, the splendid things I planned 幾多の夢を見、あれこれと素晴らしいことをやろうとした。
I always built, alas, on weak and shifting sand ああ、でもそれはいつも砂上の楼閣のようにもろく崩れ、
I lived by night and shunned the naked light of day 私は容赦のない昼間の光から逃れて、夜に生きていた。
And only now I see how the years ran away そして、やっと今になって、月日が過ぎ去ってしまったことに気がつくのだ。

Yesterday, when I was young 私は、昨日、若かった。
So many drinking songs were waiting to be sung 沢山の楽しい歌が、私に歌われるのを待っていた。
So many wayward pleasures lay in store for me 沢山の気まぐれな快楽が、私を待ち受けていた。
And so much pain my dazzled eyes refused to see そして、どんな痛みも私の目は見ようとしなかった。

I ran so fast that time and youth at last ran out あまりに時をはやく駆け抜けて、青春時代は尽きてしまった。
I never stopped to think what life was all about 人生が何なのか、私は立ち止まって考えたこともなかった。
And every conversation I can now recall 思い出せる会話は全て、
Concerned itself with me, me and nothing else at all 自分、自分、自分のことだけ。

Yesterday the moon was blue つい昨日まで、月は青かった。
And every crazy day brought something new to do クレージーな毎日はいつも何か新しいことを携えて私の前にやってきた。
I used my magic age as if it were a wand 私は輝く若さを、なんでもできる魔法の杖のように使ってしまった。
And never saw the waste and emptiness beyond その裏にある空虚さを決して見ようともせずに。

The game of love I played with arrogance and pride 恋の駆け引きはおごりとプライドに満ち、
And every flame I lit too quickly, quickly died 一瞬で燃え上がっては消え失せた。
The friends I made all seemed somehow to drift away 友達はなぜかみんな去ってしまった。
And only I am left on stage to end the play そして私は一人、舞台に取り残されて幕を閉じようとしている。

There are so many songs in me that won't be sung もう歌わない沢山の歌を思い、
I feel the bitter taste of tears upon my tongue 私は苦い涙を舌に噛み締める。
The time has come for me to pay for yesterday 昨日の代償を払う時がきた
When I was young 若かったあの頃の。





3 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年10月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る