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2018年09月18日12:11

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もう大丈夫!なのか

「風評」というのは
世間であれこれ取りざたすること。また、その内容。うわさ。「風評が立つ」(デジタル大辞泉)
という意味なのだが
それに被害を受けるというのは、とんだ被害妄想だといつも思う。

もちろん、今回も震災によるダメージは存在したのだろうが
それは「北海道、ヤバくね?」という噂によるものではないだろう。
消費者による敬遠行動による被害、ではあると思う。

大地震が起こると
「縁起が悪い」
「また、デカいのが来るかも」
「観光地に行きにくい」
と外部の人間が思うのは自然の成り行きであり
被災地に対して同情が高ければ高いほど
その副産物も大きい。

「呑気に観光で訪れるような気分にならない」
というものである。
もちろん、観光業に関わる人たちからすると
とんでもなく悩ましく、困った事態であることは間違いないと思うが
「北海道全体が被害を受けている」と事実誤認している人が
どれだけ居るかというと物の数ではないだろう。

被災地支援目的かも知れないが
「がんばろう、北海道」みたいなことをやると
当然ながら、その「呑気に観光に行く気にならない」エリアは拡大する。
節電だってそうだ。
節電までしている地域に、自分だけ平和に観光する気分になるかね。
だから
「今こそ行こう、元気な北海道を見に行こう!」
としないとこのダメージは回復しないわけだ。

首都圏の人に多いのだが
熊本で地震が起きても佐賀は大丈夫?と思わなかったり
島根県の東部で大地震が起きた時も、隣接する鳥取県について無関心だったり
大阪北部の地震も、殆ど実態は理解していないだろう。
一方で、北海道の札幌市南東部が液状化した件については
北海道全体のイメージを悪くするのは
日本の地理について無関心だからである。

極めて局地的に都内でゲリラ豪雨があったらと言って
先日から日本全国でゲリラ豪雨が起きているのだけれども
そこについては興味が無いのかね?
いや、あると思う。
あるけど、我が事とは一線を敷いて興味を薄くしていると思うのだ。

メディアに関わる人間からして
多くの人が住んでいる首都圏中心にしか物事を考えないから
震災の先輩であるにも関わらず
こういったミスリードを見逃しているのではないだろうか
閣僚が次々と北海道入りして「大丈夫」をアピールしてさ
カイワレじゃないけど、
「もう大丈夫!」ってやりゃ良いんだよ。

それはまだなんやろ?
だったら風評じゃないよね。
受け入れ態勢が整わないだけの
単なる被害よ

■「地震大丈夫?」遠のく客足=風評被害、頭痛める観光地−北海道地震1週間
(時事通信社 - 09月12日 20:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5286153
 北海道では多くの市民が日常生活を取り戻しつつあるが、道内各地の観光地は客足が遠のいている。「いま行って大丈夫か」。地震の影響を心配する問い合わせも殺到、宿泊予約をキャンセルする動きも目立つ。関係者は「普通に生活できるのに」と風評被害に頭を痛めている。

 「客がまったく来ない」。新鮮な海産物が売りの函館朝市は12日も朝から閑散。マルヤマ商店の山中亮逸さん(46)は「普段いま時分は奥の食堂に10人はいるがきょうはゼロ」と嘆いた。「北海道全体が被害を受けているとの印象を持たれている」と危機感を募らせる。

 札幌市の奥座敷、定山渓温泉のホテルの常務(38)は「9月だけで900部屋2200人分がキャンセルされた。インバウンドや道外の人だろう」と話す。阿寒湖温泉旅館組合(釧路市)によると、阿寒湖温泉は大手のホテル・旅館7軒で9月末までのキャンセルが計約8000人に上った。

 JR札幌駅構内にある「北海道さっぽろ観光案内所」の小林秀行所長(59)は「普通に生活できているのになぜ風評被害が起きるのか」と困惑顔。

 旭山動物園(旭川市)では来園者が昨年のこの時期に比べ激減。同園の村重友康さん(31)は「動物は大丈夫かとの問い合わせもあった。影響はないとホームページやSNSで発信したい」。

 道内を発着する旅行会社のツアーもキャンセルが相次ぐ。北海道ツアーズ(札幌市)本社営業所長の吉松邦貴さん(45)は「料金を安くしたり、現地のものを食べられるクーポンを付けたりキャンペーンで対応する」と意気込む。

 札幌市の赤れんが庁舎前広場。マレーシア人男性のルクマン・ハニフさん(26)は予定通り12日朝に札幌入りした。「地震は知っていたが日本はとても安全だと信じていた」と話した。 
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