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2017年10月10日00:11

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重苦しい選挙の前に、重苦しいシベリウス

立憲民主党の枝野党首と辻元清美が大阪、京橋駅前にて
街頭演説を行うというので、行ってきた。

天気の悪く、狭いスペースにたくさんの人が集まったなかで、
枝野、辻本両氏の演説は、たしかに気持ちの伝わるものであった。

しかし、今度の選挙は今までにも増して、気分が重い。
安倍首相の衆議院解散〜前原による民進党の解体〜希望の党、
小池のリベラル排除宣言。
こんなむちゃくちゃな政治の展開は、いまだかつてなかったものだ。
こんな邪悪な連中が、いまの日本の政界で活躍してしているのだ。、

民主主義を目指す政党にとって、今回の選挙は、ものすごく
厳しいものになるだろう。
しかし、選挙後、日本が憲法改正から、戦争に向かって
突っ走ることは、なんとしても避けなければならない。
真面目に政治を考える国民が増えることを願ってやまない。

(京橋での演説が、YouTubeにアップされている)
https://www.youtube.com/watch?v=YiQh0BVUSTs (枝野氏のみ)
https://www.youtube.com/watch?v=Tr6Jabz-XzM&t=27s (フル収録)

三連休はレイフ・セーゲルスタム指揮、ヘルシンキ・フィルハーモニー
管弦楽団による、シベリウスの交響曲全集を聴いた。

まだ、3,5,7番を聴いただけだが、非常にユニーク、個性的な
演奏だと思った。

一聴して気づくのは、オーケストラのクリアーな響きと
ティンパニの大活躍である。

ヘルシンキフィルの響きは、有名なベルグルンドの全集で
お馴染みといっていい、クリアーで、クライマックスでも
決して熱狂的にならない、いかにも本場のシベリウスという感じだ。

その中で、ティンパニだけは、神秘的なトレモロや
クライマックスでの一撃など、非常に雄弁で
ここはベルグルンドの全集盤とは大違いだ。

そして、際立っているのは、クライマックスで
ティンパニが激しく叩いているのに
オーケストラは絶対に熱狂的にならず、クリアーで
冷静さを失わない。
その結果、非常に緊張感の高いクライマックスを築くことに
成功している。

内省的なベルグルンドに対し、雄弁で深い
セーゲルスタムといったところだろうか。
どちらも非常に個性的な演奏だし、セーゲルスタムは
ティンパニなど、やりすぎと感じるところもあるが
聴き終わると、納得してしまうだけの説得力はある。

録音は、デジタル初期のベルグルンドより
1996年〜2005年録音のセーゲルスタムの方が断然良い。
オーディオ的満足度は極めて高い。

しかし、この重苦しい時に、こんな重苦しい音楽を聴いたのは
ミスマッチかも知れない。
しかし、シベリウスはいまいちばん興味のある作曲家なのである。
あと、もう一組、全集を買って聴きたい。
ヴァンスカ新旧、オラモの廉価盤。などなど。
どれにするか、楽しみながら迷っているところである。

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