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2017年09月30日18:49

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豊中市って、日本で一番贅沢な街なんじゃないか?・・・センチュリー豊中名曲

だって、このレベルの演奏が、破格の安さで、市民ホールで聴けるんですもん。しかも、年に4回も。

豊中 豊中市立芸術文化センター
センチュリー豊中名曲シリーズVol3
延原武春指揮 日本センチュリー交響楽団
(コンサートマスター 松浦奈々)
クラリネット独奏 持丸秀一郎
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調 K.622
(アンコール:コダーイ 「野営火の夕べ」)
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調「田園」作品68
(アンコール:モーツァルト ディベルティメントK.334からメヌエット)

この演奏会、豊中市立のホールでの演奏会ということもあってか、雰囲気はずいぶんと和やか。シンフォニーとも、いずみホールとも違います(あたりまえだけど)。観客のなかに子供の姿も多くて(小学生がたくさんいました)、休日の午後、という雰囲気満載。

だから、ぐすたふ君もぐっとリラックス。肩の力を抜いて、座席に身を沈めます。

前回(5月)と同じく、地方巡業、というようなルーティーン感は一切なし。演奏は、まったくもって一級のそれ。素晴らしかったですね。

だいぶセンチュリーもこのホールに慣れてきたみたいで、さらにいい音で鳴るようになりました。前に聞いたときは、管が聞こえすぎて少々硬いかな、と思っていたのだけれど、今日のモーツァルトやベートーヴェンは、弦の柔らかであたたかな響きがボーンと前に鳴ってきて、心地のいいもの。金管とティンパニの配置を左右に散らしていたのが(ホルンを右サイドの奥、ティンパニ・トランペットを左サイドの奥)、いい結果につながっていたのかもしれないですね。

やっぱり、持丸さんの深く暖かな響きが絶品のクラリネット協奏曲が今日の最大の聴きもの。終楽章で、客席からベルが鳴り響くというアクシデントがあったものの、そんなことはどうでもいいと思わせるほどの魅力に満ちた演奏。二楽章など、余計な感傷や女々しい涙を排した、凛とした美しさを湛えた名演。アンコールもまた、持丸さんのハンガリーで培った深い音楽の一端を垣間見せて、秀逸。

田園も躍動感にあふれ、メリハリの利いた演奏。この曲の「舞曲的」な魅力を見せてもらえた気がします。こういうのもありなんだと。

アンコールまであって、なんとも贅沢な演奏会。前にも書いたけど、豊中市民、この幸せ、日本で一番かもしれない、という事実に気が付かれた方がよろしいのではないでしょうか?

実は今日、会場をでたところで同じ職場のおばちゃん(失礼!)に遭遇。「いやあ、今日時間ができたから、歩いて聞きに来たんよ!ついそこに住んでるから!いいねえ、こんなにオケの演奏会って楽しいと思わへんかったわ!じゃ、ダイエーで買い物して帰るから、じゃね!」・・・ううむ、こういうノリの人もいるのね。センチュリーも「豊中市民のオケ」として、定着してきたかもしれないですねえ。

豊中市民、センチュリーを大事にしてくださいませ。今日知ったのだが、12月になんとオール豊中(合唱、独唱、オケ)、飯森範親指揮での第9の公演が決定。これでさらにヒートアップしてもらいたいもんです。

ちなみに、ぐすたふくんは11月も1月もチケットをゲット。次は、ブリちゃんのべー7.さあて、どこまで快速になるでしょう?
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