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2017年06月05日21:47

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ロンドンのテロ事件に対するトランプの反応に非難が集中

6月3日夜、ロンドン・ブリッジで起きたテロの惨劇に多くの人が心を痛めた筈ですが、ただ一人、違った受け止めかたをした人間がいました。ほかならぬトランプ大統領。
たて続けに4本のツイートを出しメディアの顰蹙を買っています。ワシントン・ポスト紙の解説記事を元に概略まとめてみました。
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>問題のトランプ大統領のツイート
6月3日7:17 PM(東部標準時間)
「警戒を怠らず、賢く行動し、タフに振舞わねばならない。裁判所からわれわれの権利を奪還しよう。われわれの安全を守るために」

6月4日7:19 AM
「政治的なきれいごとにとらわれず、落ち着いてわれわれの市民の安全を守るというビジネスに専念せねばならぬ。われわれが賢く立ち廻らねば、事態は悪くなるいっぽうだ」

6月4日7:30 AM
「ロンドンのテロ攻撃で少なくとも死者7人、負傷者28人の犠牲がでた。それなのにロンドン市長は、怯えなくてもよいと言っている」

6月4日7:43 AM
「今のところ銃規制の議論は起こっていない。奴らはナイフとトラックを凶器に使ったからな」

<問題その一>
一言の哀悼の意もなしに、いきなりイスラム教国からの入国拒否の持論の正当性を持ち出す無神経さ。

<問題その二>
トランプの十八番の「政治的に公正・公平・無差別・人種や宗教上の偏見の排除などはきれいごと」というレトリックが戻ってきた。サウジアラビアへの訪問時には影を潜めていたのだが。

<問題その三>
トランプのイスラム教徒のロンドン市長カーン氏との確執が戻ってきた。ツイートで市長は市民に対し「ロンドン中が警官で溢れている事態に怯える必要はない」と語りかけたのだが、トランプにかかると「市長はテロ事件を余り深刻に考える必要はない」と言ったように捻じ曲げている。

<問題その四>
トランプは銃規制問題で点を稼ごうとしたが失敗に終わった。もしイギリスの銃規制がアメリカ並みに緩いものであったら、今度の事件はどれほど悲惨なものになっていたかと考えただけでも身がちじむ思いがする。

今までの大統領であれば、今度の事件に対して、もっと落ち着いて静かに注意深く対応したに違いないが、トランプのやったことは人々のパニックと恐怖心を煽ったに等しい。

駐英アメリカ大使館はカーン市長の対応を称賛し「トランプ大統領の間違ったツイートコメントに反論する愚を捨ててもっと大事な仕事に時間を割いた」とコメントしている。


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