メルケル首相、アメリカ主導の体制は変わったと実感。

今日のNY Times紙のツイートによれば、シチリアG-7の感想を求められたドイツのメルケル首相は、トランプ大統領への失望をあらわにして「アメリカが主導し、ヨーロッパがそれに従うという時代は終わったものと思う」と答えています。
会見の概要をとり急ぎ抄訳してみました。
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3日間にわたるイタリアG-7を終えて帰国したメルケル首相は、トランプ大統領がこれまでのアメリカ大統領のように、ドイツやヨーロッパにとって何事にも信頼のおけるパートナーではないと結論づけた。

NATOやロシア問題、気候変動対策、貿易などの問題でトランプ大統領の対応に明らかな失望の念を禁じえなかったようだ。

「アメリカは最早これまでのような確固たる信頼のおける同盟国ではなくなりました。ヨーロッパはこれからはもっと自分たちの権益に注意を払ってゆく必要があり、自分たちの命運は自分たちの手にしっかりと握っておくべきで、他者に頼る時代は終わったと思います。
これがNATO総会とG-7に出席したここ数日間にわたしが経験したことへの実感です。」