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2016年12月04日20:55

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自家焙煎コーヒーとシューマン「ヴァイオリン協奏曲」

12月18日にクリスマスコンサートがあるので、
準備が忙しく
ライヴを見に行く時間がない。

12月3日(土)、4日(日)と行きたいライヴが
あったのだが(両日とも関西のバンド)、
両方とも行くのを断念した。
やりたいことをやる、ということは
犠牲になるものもあるということだろうか。

その代わりに、地元の喫茶、軽食店で
玄米カレーを食べて、自家焙煎のコーヒーを飲んだ。

ここは手網で、少量の生豆を自家焙煎して
出しているのである。

飲んでみると、苦味も酸味も
落ち着いた味わいで、確かに自家焙煎の効果は
あるようだ。

お酒はいろいろ飲んで、興味も一段落した感じなので
これからはコーヒーをいろいろ飲んでみたいと思っている。


シューマンのヴァイオリン協奏曲を聴く。
ヴァーツラフ・スニーティル(Vn.)
フラヴァーチェク指揮 プラハ響(スプラフォン)

ペーター・リバール(Vn.)
デザルツェンス指揮 ローザンヌ響(コンサートホール)

作曲家、中村洋子氏によるブログ、「音楽の大福帳」で
この曲が取り上げられていた。
http://blog.goo.ne.jp/nybach-yoko/e/d3d4ff3105376c0662b96bcd1a59ad8b

そこでは、この曲は、原典版で演奏すべきで、
ヴァイオリンパートを書き直した演奏
(初演者のクーレンカンプなど)だと、作曲者の意図とは
別の音楽になってしまうとある。

いまでは、原典指向が徹底していて、演奏家のみならず
リスナーまでもが、「原典版でないと」という人が
少なくないくらいである。

こういう曲は、どちらがいいなどと、簡単に決めるべきでは
ないと思う。

上の2枚はスニーティル盤が、スニーティル自身による
改訂版で、リバール盤はたぶん原典版だと思う。

スニーティルの改訂により、ソロパートが、原典版より
はるかに演奏効果がアップして、技術的な面白さが増した。
この改訂は、かなり入念に書き直されている。
文字通りの、ライフワークと言っていいのではないだろうか?

リバール盤は、ソロ、オーケストラともども
表情豊かな演奏で、いかにも、感情の込められた演奏という
感じがする。

2枚とも、手間暇かけて作られた演奏であり、
現在の演奏では、ぜったい味わえない貴重盤だと思う。

写真は、リバール盤のジャケット。
ジャケットまで、こだわって作っているのが面白い。


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