まさに世界分岐

イギリスがEUから離脱することが決まって
なんだか自分が歴史の岐路を目にしているんだなと
自覚した。

世界は違う方向へ確実に動いている。
もはや共同体という意識は過去の遺産なのだろう。
個人も国も自分のことで精一杯な状態になっている。
他人に対して手を差し伸べる余裕は今のところないのだと思う。

この流れはおそらくアメリカに流れて
このままだとトランプが大統領になるだろう。
そして日本は今までのアメリカとの関係を見直すことを
余儀なくされる。改憲論に流れ込んでいくだろう。

アメリカに守ってもらえないなら
自分の手で守らなければいけないのだが
それを一部の人は戦争だと言ってはばからない。
そういう人たちはおそらく海外に行って
大国の脅威におびえている人達の生活を見たことがないんだと思う。
私は台湾に行った時、数多くの同級生の男の子たちが
兵役につくのを見送って来た。
（今は兵役はないらしいが）
彼らは中国を攻めるつもりは毛頭ない、ただ台湾が攻撃された時に
台湾を守らなければいけないという意識の元で兵役に行くのだ。
台湾の人たちはいざというときは銃をとってでも国を守るという意識がある。
その守るということをすぐに戦争と表現するのは短絡的だと思う。

これから日本が真の独立国家になれるのか
分岐点がすぐそこまで来ていると思う。
今年はまさに世界分岐２０１６だ。