俺って単純だなあって話。

待ちに待ってたスパイダーバースの邦訳版を入手。
例によってamazonで購入して、待ち切れずにバスの中で読んだら、顔のにやけが止まらない。
家に帰ってきて大爆笑。変って意味ではなくて、爽快感満載の物語展開に笑っちゃった感じ。


この帯の時点で、もう笑かしにきてるだろ。

自分はアメコミは全然詳しくないので、スーペリアスパイダーマンとかいうのが、めっちゃ傲慢な態度を取ってて「？」だったんだけど、なるほど、こいつ、元ドクターオクトパスなのね。


Ｔｗｉｔｔｅｒで騒然となった、レオパルドン登場シーン。

次々と倒されていくスパイダーマン（中には、目の前で自分の弟？を殺されて自失状態になったスパイダーウーマンすらいる）っていう絶望的な絵の中で、別のスパイダーマンが、他の日本のスパイダーマンと一緒に連れてきた。その時のセリフも
「あの子ならこういうね、大当たり、と！」「みんな、紹介しよう。アース51778のスパイダーマン、山城拓也と・・・」「彼の乗る巨大ロボット、レオパルドン！」ってふれこみ。
その紹介のカッコよさに、またしても笑ってしまった。

レオパルドン自体は、ここではやられて終わるんだけど、そのことに対しての
「最強の兵器を無為に費やした。それを操る有能なスパイダーマンと共にな」なんて台詞から、どれだけレオパルドンが好待遇かわかる。

別のスパイダーマンが戦意を喪失してしまったときに、上述のドクターオクトパスが化けたスパイダーマンが叱咤するんだけど、そのセリフも
「私の人生は敗北の連続だったがその都度立ち上がった」
「たやすい勝利など無意味、困難が大きいほど戦う価値が増す」
「無敵だと言われる相手に立ち向かえ」
「われらは皆、過ちを犯す。だが誰もが再起する気力を持っているんのだ」
などなど・・・お前、ヴィランだろ？

レオパルドンは、クライマックスで「未来の技術と蒸気機関」で修理されてくるなど、美味しいところ取り過ぎ。

敵を倒してめでたし…ではなくて、もう一つどんでん返しがあるんだけど、それは言わないでおく。

いや、レオパルドンが出てきたってだけで話題としては十分なんだけど、他のスパイダーマンが（特に、本来敵のはずのスーペリアスパイダーマンが）山城拓也を持ち上げているのがおかしかったのと、読んでいてのワクワクっぷりは、最近の仮面ライダーの映画を凌駕する。
読んでいてこんなにワクワクするとは思わなかった。いや、実に楽しませてもらった。


不意打ち的にこうやって混じってる山城拓也と、

特徴をつかんだイラストに、これまた自分は大爆笑するのだった。