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2016年04月06日12:34

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最近、考えたこと。Part0036



 さてと、南シナ海が事実上「落ちた」ので今後「いやでもなんでも必要」となる軍事学と国際政治学の必要項目について概説だけですが抜書きして行こうと思います。何で俺がこれ書いてんだよ(-_-;)。日本には政治学者も軍事学者もおらんのか?せめて、アメリカのCSIS(戦略問題研究所)が出した『アジア太平洋再均衡2025』論文ぐらい解説しろよ(怒)!アメリカ引く引く(ToT)。これじゃまるで敵前逃亡だね(ToT)。沖縄駐留海兵隊のグアム撤退みれば予測できただろうに(ToT)。俺でさえやってたぞ(怒)!ふーー。おととしの10月と去年の7月にも書きましたが今回は一通り基本事項を踏んで解説していきます。なので、「日本法制通史概論」は一時休載させていただきます。まず、一番大切なこと。軍事学の「至言」を二つ。


「兵は国の大事にして、生死の地、存亡の道なり、察せざるべからず」(孫武「孫子」)

「戦争とは他の手段をもってする政治の継続である」(カール・フォン・クラウゼヴィッツ「戦争論」)


この二つだけは「絶対」に忘れないでくれ。これが判らないと今後何を解説したとしても全くの「無意味」だ。「壁」に向かって解説する「独語著明」になっちまうよ(-_-;)。この二つだけは「丸暗記」しといて、お願いしますm(_ _)m。まず、孫子の方からいこうか。判るとは思うけど一応現代語訳しておく


「戦争は国家・国民にとっての重大事であり、国民の生死、国家の存亡を定める場所である。それを決して忘れてはならない。」


ってこと。絶対に忘れてはならない。ゆえに孫子は言う


「百戦百勝は善の善なるものに非ず」

(百連勝したところでそれは最上の戦略とはいえない)


なぜなら、国家を防衛できたところで「国民の損害」を防ぐとはできないからだ。それゆえに孫子はこう結語する。


「戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり」

(実戦を経ずして敵軍を屈服させる事こそ最上の戦略である)


と。そのとおり!これを近代軍事学では「抑止の論理」といい、それを実現するための戦略を「拒否(denial)戦略」と呼ぶ。これ判ってない人多すぎ!「軍事理論」の中核、特に防衛理論はこの「抑止の論理」によって成立っているだよ。「武」という文字は「矛(古代の槍)を止める」と書くんだ。そのためには「強く」なければならないそれも「圧倒的」にね。「白熱の勝負」「シーソーゲーム」が礼賛されるのはスポーツつまり「模擬戦」の世界の「おとぎ話」のことで、実戦では


一発勝負で根こそぎ叩く


しかない。ギリギリまで我慢しての「速戦即決」「短期決戦」しかない。それができて、それが出来る様になって初めて「抑止の論理」が使えるようになるんだ。そうでなければ決して「国民の損害」を防ぐ事はできない、甘い考えは全部捨ててくれ!次いでクラウゼヴィッツ。これには少し解説が必要だろう。クラウゼヴィッツは19世紀のドイツ(プロイセン)の士官学校の校長で対ナポレオン戦争を戦う過程で「啓蒙思想」に触れたため「戦争論」は「表現」が「法文学」的に不適切な「問題の書」なのだがあえて引こう。クラウゼビッツはいう。


「戦争とは、我が方の意志を敵に強制するために用いられる一種の暴力行為である」


まったくもって、身も蓋もない言い方だ。「善悪を問わない」手段フェティシズムのプロイセン人らしいよ(苦笑)。軍事に係わるものが「暴力行為を肯定」してどうする?それ「プロイセン軍は暴力団でヤクザの一種である」と士官たちに教えるのと同じだぞ(-_-;)。「法文学」的に適切な同一趣旨の構文は以下の通り


「戦争とは、我が方の意図を敵に用いらせるために行われる強制力の行使である」


となる。問題は「我が方の意図」だ。これがいわゆる「戦争事由」であり、「戦争目的」だ。これを相手が認めるなら始めから「戦争」にはならない。戦う意味がない。当然だろ?これが「外交」だ。よってクラウゼビッツはいう


「戦争とは他の手段をもってする政治の継続である」


であると。その通り!この場合の「政治」とは「外交」をさす。そして、「外交」とは「内政」と違い相手も「武装した主権国家」であるので主権国家間の「実力差」を前提に行うしかない。「自由」も「平等」もありえない、「国力」と言う名の「冷酷極まりない力」だけが支配する「国際条理における極東サバイバルゲーム」に俺たちは父祖たちと同じように立ち戻ったわけだ。何故こうなった(T~T)(T^T)(ToT)?俺たちが生き残るためには孫子とクラウゼビッツは教える次のことを決して忘れてはならない。「軍事」と「外交」は車の両輪であり


「戦闘」は軍人が行うが、「戦争」は外交官が行う


んだって事をね(-_-;)。極めつけに優れた外交官一人は全自衛隊の戦力に優越する。当たり前だろ、全自衛隊以上の「味方」を連れて来てくれるんだから。日清戦争における陸奥宗光外務大臣、日露戦争における小村寿太郎外務大臣はその実例だ。あの時は「ルーラー・オブ・ウエィブ(波濤の支配者)」大英帝国を連れて来てくれた。ほんと、感謝に耐えない<(T^T)。生き残りたいのなら今、俺たちが考えるべきは「第二の陸奥宗光」、「第三の小村寿太郎」を見つけ出すことだ。これは途轍もなく難しいがやるしかない!忘れるな、松岡洋右、白鳥敏夫、牛場信彦、杉原荒太みたいなの外務大臣につけたら


本当に自分の頭の上に原爆が降って来る時代に入ったんだ


って事を。ふーーー。何故こうなった(T~T)(T^T)(ToT)?せめて、吉田茂程度でいいから誰か外務省の大掃除してくれーー(ToT)。その外務省でさえ、安倍晋三が日本版NSCなんて馬鹿なもの創ったんで麻痺状態じゃねーーか!なんでこーーなるの?とっほほーーーーー(ToT)(ToT)(ToT)。



おまけにみくしー検索かけてみました。ふーーー。とほほ。

 「孫子」

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