トルコと言えば、名前は知っていても、あまり馴染みのない国かもしれないが、ヨーロッパとイスラム文化が融合した独自の文化の国で、結構魅力的、というイメージか。
親日的な人が多いとも言われるが、その理由が、過去にこうした出来事があったから、ということをこの映画を通して知るのは良いことだし、逆に、最近になって、このような形で恩返しをしてくれた、という一つの美談は胸を打つのも間違いない。
やや、きれいごとに終始しすぎるような気もしないわけではないが、日本とトルコの友好のための映画ということなら、これも良し。
ついでで、日本人救出のために何も出来なかった日本政府の無能ぶりも少しばかり茶化してもよかったのでは?
また、1890年の出来事から、いきなりイラン・イラク戦争の時まで時代が飛びすぎている感じで、ドラマなら、もう少し当時と現代の人間の輪廻転生的な因縁なども織り交ぜたほうが、よりロマンチックになったかもしれない。
★65点
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