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2015年12月12日21:38

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東響第53回ミューザ川崎定期

本日はオール・ロシアプロ
指揮はスヴェトラーノフの後任でロシア国立交響楽団の芸術監督(だそうだ)
マルク・ゴレンシュテインで、ムソルグスキーの「はげ山の一夜」、ラフマニノフの
パガニーニ狂詩曲(独奏はセルゲイ・カスプロフ)、メインはチャイコフスキーの5番

定期公演だからこのプロでも行きましたが、まず自腹を切って積極的には
絶対聞きに行かないであろう

はげ山の一夜なんて、中学の時の必修観賞曲だから聞いたことがあるけど
それ以来久しぶりではなかろうか(ファンタジアを見たのだってその頃ですね)
ゴレンシュテインは真面目な方のようで、大真面目に振っておられました(暗譜)
でも、何故か音楽が前に出てこない
終わりの方の静かになるところで、不覚にもウトウト(一瞬でしたが)

続くラフマニノフは好きな曲で、「希望音楽会」というのがキーワードなのだけれど
ワタシはもちろんそのようなラジオ番組は聞いたことがありません(生まれる前です)
ただ、母親が「希望音楽会のテーマ音楽だったのよ」とうっとりするような目で
語ったことを覚えているだけです
それでコンパクトLPレコードで買いました(小遣いで買ったので中学の頃ですよね)
ジュリアス・カッチェンのソロだったと思います

パガニーニの主題「ラドシラミ」を転回させると「ソミファソド」になるのだけれど
それがあんなに甘美なテーマになるなんて、さすがラフマニノフであります
でも、甘美なのはこの18変奏だけなんですよね
当時はワタシも、母親同様「希望音楽会のテーマ」だけに心惹かれましたが
今ではラフマニノフのピアニズムもわかっておりますし、怒りの日Dies Iraeの
テーマも(幻想交響曲のおかげで)耳になじむようになって、その他の部分も
心躍らせて聞いております
カスプロフは、こともなげに弾き倒して、胸のすくような快演であります
(ゴレンシュテインはスコアを置いてました)
最後はあっさりと、洒落た終わり方をするのですが、オケがちょっと不揃いになった
惜しいです(最後まで気を抜かないでもらいたいですね)

アンコールは聞いたことのない曲
プロコフィエフかな、と思いましたが、まさかのヴィラ・ロボスでありました
(ロシアものじゃないんだ)

さて、休憩をはさんでチャイコの5番
ワタシは苦手ですねぇ、進んで聞こうとは全く思わない
それにこの一週間咳に悩まされ、ここでも第一楽章の終盤で「エヘン虫」が
襲い掛かり、両手で口を押えて七転八倒(精神的にです)しました
よくいるおばちゃんのように、ノド飴の袋ビリビリなんてことはしませんよ

今日のミューザ川崎は、どういうわけか音の抜けが悪く、はるか遠くで
オケが鳴っている感じで、東響の音もざらついているようです
ゴレンシュテインは手を抜いているようには見えないのですが(これも暗譜)
どうも心に響いてこないし、湧きたてられるような熱も感じられない
曲のせいなんでしょうかね
内容空疎で大袈裟なだけの音楽を延々50分聞かされたような気がしました

なお、2CAブロックのセンター最前列の席で、金髪の外人女性が
演奏中にタブレット端末を開いて、迷惑なことこの上ありません
モニターに、まずその女性が写っていて、自撮りしているのか
続いてステージの様子が写っているので、撮影していたのでしょうか
ミューザ川崎は開演前の注意喚起のアナウンスは日本語だけなので
こういう非常識な外国人は、やりたい放題になるのですね
途中で空席を一つ置いて左隣の男性が手で制していました

2階2CA1列24番の金髪オンナ! 国外退去を命ずる

どうも今日は面白くないコンサートでした
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