写真は順に
*ガラスハゼ(1.5cm)
*西加奈子「こうふく みどりの」小学館文庫表紙
*西加奈子「こうふく あかの」小学館文庫表紙
ガラスハゼはどこの海で潜っても、ついつい探してしまう。
今回もモルディブで撮影。
マクロ生物の中でも、個人で比較的見つけやすいし、
チョロチョロ動き回るので、ピントが合った時にそこそこの満足感を与えてくれるからではないかと自分では思っている。
そして透きとおった体が美しいのである。
西加奈子の
「こうふく みどりの」(小学館文庫)。
こっちにも猪木が出てきた!(「こうふく あかの」にも出てきたのだ)
闘魂のプロレスラー猪木はそんなに人に勇気を与えるのか。
女子中学生・辰巳緑の日常に時々挟まる、ある女性の述懐。
どこで二人が繋がるのだろうと読んでいると、また別の誰か、人には話せない物語が挟まり出した。
なんだ?誰だ?
最後の方に出てくる忌まわしい述懐は、15年ほど前に私がはまりまくった中上健次の小説を思い出させた。
けれど最後に全てが繋がって、人生が浄化されるような幸せな気分を味わせてくれた。
中上健次の小説からは決して受け取れない「こうふく」感だった。
span class="large">「
こうふく あかの」
詳しい読書日記はこちらから↓
http://bambi-yuuki.at.webry.info/201511/article_12.html
ログインしてコメントを確認・投稿する