mixiユーザー(id:3045000)

2015年10月04日15:35

413 view

民主主義とコーポラティズム

先月の安保法案の議決を見たときに思ったのは
「民主主義の死」ということである。

国民がデモをやったり、署名を集めたりすることを
政府は無視して、アメリカや大企業の要望に応えるのだ。
もはや政治に民意は反映されないのだ。

「民主主義の死」ということを考えると、国会での
山本太郎氏の牛歩、数珠を持ち焼香というのは
まったく正しい。

あれは浅はかなパフォーマンスなどではなく、
絶望から生まれたものに違いない。

現在の日本の政治を支配しているのは
大企業であり、政治家は大企業のいいなりである。

原発や、米軍の後方支援など
国民が不幸になることでも
大企業が儲かるのなら、「OK! GO!」となる。

「コーポラティズム」という言葉を知ったのは
堤未果さんの本である。
(何冊も読んだので、どの本かは思い出せない)

自分は、普通にグローバリズムでいいのではないかと思うが
要するに、政治と大企業の癒着。
大企業の金儲けの手段としての政治。

ソ連の社会主義は
ゴルバチョフのペレストロイカや
レーニン像の倒壊によって劇的に崩壊したが
資本主義の終焉はそういうものではなかった。
(金利ゼロ=利潤率ゼロ=資本主義の死)

社会主義も資本主義も、民主主義も死に絶えて
いまや、えげつないコーポラティズムが残ったとしたら
我々は最低、最悪の時代を生きているのかもしれない。

この社会を簡単に変える、良くするというのは難しいだろう。

自分が望むのは、グローバリズム、コーポラティズムが
社会を悪くしていることを皆に知ってもらいということだ

だが、政治や社会に何の関心もない人にそれが期待できるだろうか?
自分の展望は、限りなく暗い。



6 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する