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2015年07月02日21:55

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映画「画家モリゾ」

昨日は、展覧会だけではなくて、映画も観に行った。

「画家モリゾ」という映画である。

ベルト・モリゾと言えば、印象派の女性の画家であることは知っていた。

モリゾの生誕150年ということで、この映画が作られた。

ベルト・モリゾの姉も 画家を目指していて、一緒に絵を描いていた。

でも、女性で画家になるということは 並大抵のことではなかった。

結婚をすれば、絵はあきらめなければならなかった。

お稽古事として絵を習っていた姉妹が、画家を目指して頑張っていたけれど、30歳前に 結婚して、

画家への道をあきらめた。

ベルト・モリゾは、マネの絵のモデルをしていた。

それでも、自分で絵を描くことを 続けていた。

絵のモデルと画家の恋があったかどうかは 分からないが、マネの影響は 少なからずあったようだ。

25歳を過ぎて、結婚をして絵をあきらめるように言う母親。

女性が画家になることの大変さ。

親だったら、やはり そう言うだろうな。

サロンに出品しても、入選しない日々。

そして、戦争。

男性であるマネは 戦争に行ったが、女性であるモリゾは絵を描き続けた。

パリが占領されても、絵を 描き続けている姿には、これまでの「絵が 上手く描けない」というような苦悩は 全く無かった。

むしろ、迷いがなく、ひたすら絵を描き続けていた。

彼女には 才能は あったけれど、それよりも 「あきらめなかった」という感じだったと映画から感じられた。

そして、印象派の展覧会へ 誘われて 出品する。

「印象  日の出」というあの有名な モネの絵が 出品された展覧会である。

当時は 酷評だったようだ。

でも、今では 「印象派」の展覧会は、日本では 大人気だ。

たった一人 女性で その展覧会に出品したベルト・モリゾ。

ものすごいことだった。

しかも、後にマネの弟と結婚して、子供もいたのに 絵を描き続けている。

あの時代に 凄いな。と、思った。






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