第12回となる 【本屋大賞】 が、7日(火)夜に発表されました。
結果は――
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1位 『鹿の王(上)(下)』 上橋菜穂子 (KADAKAWA角川書店)
2位 『サラバ!(上)(下)』 西 加奈子 (小学館)
3位 『ハケンアニメ!』 辻村深月 (マガジンハウス)
4位 『本屋さんのダイアナ』 柚木麻子 (新潮社)
5位 『土漠の花』 月村了衛 (幻冬舎)
6位 『怒り(上)(下)』 吉田修一 (中央公論新社)
7位 『満願』 米澤穂信 (新潮社)
8位 『キャプテンサンダーボルト』 阿部和重 X 伊坂幸太郎 (文藝春秋)
9位 『アイネクライネナハトムジーク』 伊坂幸太郎 (幻冬舎)
10位 『億男』 川村元気 (マガジンハウス)
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私が本命に推していたのは、『ハケンアニメ!』。
1年おきにしか的中させられない、というパターンに負けて(?)、外してしまいました。
ただ、大賞が 『鹿の王』(得点:383点) なら文句はありません。
同作は、個別の感想日記を書き、” さすがは上橋さん!” と賞賛させてもらいましたし、本賞の主旨 ” 書店員がいちばん売りたい本を選ぶ ” にも沿った選出になっているでしょう。
改めて考えてみれば、作品的にも、作家的にも、妥当に思えます。
来年は当たってくれるに違いない年なので(笑)、頑張って、また予想します。
2位 『サラバ!』(得点:310.0点) と 3位 『ハケンアニメ!』(得点:309.5点) の差は、僅か0.5点。
かなり悔しいです。
大好きな 『ハケンアニメ!』 には、大賞を逃しても、是非とも2位に入ってほしかった。
まあ、プロ野球や高校野球の甲子園大会において2位や準優勝チームがほとんど記憶されないのと同じく、大賞が獲れなければ2位も3位も同じかな(苦笑)。
私が穴として挙げた 『怒り』 は、6位。
ちょっとがっかりしましたが、得点をみると、4位が239.0点で6位が231.0点。
こちらも僅差なので、” こういうことなら、仕方ないか ” と納得しました。
残念なのが、『アイネクライネナハトムジーク』 の9位(131.0点)。
かなり面白く読んだのですが。
同じ伊坂幸太郎氏が、阿部和重氏と共作した 『キャプテンサンダーボルト』(8位) と得点を食い合ったためでしょうか。
まあ、伊坂氏の作品は、放っておいても売れるので、私などが 「上位に食い込んでもおかしくない秀作なんですよ〜! スルーしないで、読んでくださ〜い」 と大きな声でアピールしなくても大丈夫なんですけどね(笑)。
上橋さんの作品は、これまでアニメ化はされていますが、実写では映像化されていません。
描かれた世界が特殊ですし、スケールが壮大すぎて。
今回の大賞受賞により実写化されるなら、こんなに嬉しいことはありません。
そうなりますように!
もちろん、『ハケンアニメ!』 も!
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