変態ゲーム中年の青春

大変残念なアンケート結果に失望しているのは僕だけだろうか。
結局は「売れたゲームで期待に応えられなかったもの」を
「クソゲー」の上位に祭り上げてしまうだけであって
本当にクソなダメゲームソフトはこの手のアンケートの上位にやって来ないのである。

例えば、「たけしの挑戦状」は
クソゲー的な確信犯であって、壮大なるジョークをゲームという形で
表現しているのである。従って、大枚を叩いて買った事に対する失望がクソゲーという評価に繋がっているのであって、最初からちょっとは
「クソゲー、難解とは聞いて居るけど、どんなもんなんだろう？？」
と怖いもの見たさで買った人も沢山居る筈である。

スペランカーやカラテカ、バンゲリングベイなど
クソゲーの上位にランキングしているものは
悉くが海外で開発された移植ゲームであり
ブローダーバンド社が日本でのライセンスをゲーム会社に売って
ファミコンソフトとして発売しただけである。
正直言えば、下手に加工していない分、
操作のデリケートさは残るがいずれも名作ではないかと思うのである。

個人的には「北斗の拳」の第１作は、
凄くバランスが悪く、また敵の攻撃も理不尽なのでつまらなかった。
真面目な顔をしている主人公のゲームなので、
「簡単過ぎ」ても構わないけど、難し過ぎると持続して楽しめないではないか！と
思ったものである。

後は、実名は出さないけれども
将棋ソフトはいずれも弱過ぎて期待を裏切るだけだった。
特に長考するタイプのものは「下手の考え、休むに似たり」そのもので
時間が長くかかった愚手が指されるとがっくり来たものである。

もう一つは
挑戦的な横スクロールのアクションシューティングだった
「超時空要塞マクロス」だったが
メーカーがナムコで、タイアップがマクロスでしょ
いやでも期待するところだったが
バルキリーの変形もあまり特性が発揮できないばかりか
「板野サーカス」を期待するのが間違いだったのか
ミサイル攻撃もイマイチ楽しくない。
試験的な試みが試験的な結果に留まる事の、なんと悲しい事か。

勿論、愛していますよ
ゲームを語るのは
僕の青春のほんの一ページではあるけれども
たとえクソゲーであっても
素敵な思い出だから。

愛すべき“クソゲー”ファミコンソフトランキング
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=45&from=diary&id=3273500
「クソゲー」と呼ばれるゲームをご存知でしょうか。それはもはやゲームというより、プレイヤーの精神力を試す苦行の扉です。しかし中には、畳みかけるような試練と独自性が評価され、愛着をもって語り継がれるまでになった「愛すべきクソゲー」もあります。今回はそんなクソゲーの中でも「元祖」とも呼ぶべき、ファミリーコンピューターソフトの名作について探ってみました。

■愛すべき“クソゲー”ファミコンソフトランキング
１位： たけしの挑戦状
２位： スペランカー
３位： いっき
⇒４位以降のランキング結果はこちら！

１位にランク・インしたのは、1986年に現スクウェア・エニックスから発売された《たけしの挑戦状》でした。妻子持ちのサラリーマンが宝探しをするというストーリーですが「ゲームオーバー画面は主人公のお葬式」「通行人に殴りかかることができる」「会社のへそくりを盗める」など、独創的すぎるゲーム性が話題になりました。ただ、クリア条件が非常に難しく、ゲームを買った子どもたちの心を容赦なくへし折る結果に。当時はドラゴンクエストと並んで爆発的に売れたソフトですが、果たして《たけしの挑戦状》をクリアできた子供はどれだけいたのでしょうか。２位には1983年に発売されて以来、さまざまなハードに移植されたゲーム《スペランカー》がランクインしました。《スペランカー》とは、「趣味の洞窟探検家」のこと。プロではない無謀な挑戦者「スペランカー」を操作して洞窟を進んでいくゲームですが、ファミコン版のスペランカーは主人公の耐久力が低く、段差をすこし下りただけで落下死してしまいます。とても難易度の高いゲームですが、それゆえに、クリアした時の達成感はひとしおです。
昨今のゲームには少ない「強烈な不条理」こそ、クソゲーファミコンソフトの魅力なのかもしれませんね。

調査方法：NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション（株）提供の「NTTコム リサーチ」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。