「いま、お相撲は、はくほうの時代?
え? おかしいなあ。 それって、1960年代前半のことじゃないんですか?」
「なになに、ちょっと待て。 何をいうか、愚者。
はくほう時代といえば、大化の改新の645年 (大化元年) から、平城京遷都の710年 (和銅三年) までと、相場が決まっておる!」
「あのう、横から口を挟んでなんなんですが、ちょっとお話がずれてるのでは。
いま話題の、はくほうはですね。 外来の人なので、ちょっとその、お行儀が・・・。」
「何も知らん者は、口をつぐんでおれ、愚者! 遠き外つ国の文化が入っておるからこそ、はくほうの万象は、大らかで優美なのじゃ。」
「いや、大らかも、過ぎると・・・。
日本の心を、もう少し学んでくれると、いいんですがねえ。」
「この超次元伝説ラルク アン シエル顔負けの愚者よ! ほくほうこそ、日本文化の源流、日本の心の源なんじゃぞ。
法隆寺金堂壁画と、薬師寺金堂銅造薬師三尊像に、いますぐ土下座して謝るのじゃー!」
P.S.(返歌)
「横綱、お酒の上が、よくないんですって? 酔って、暴れるんですか?」
「いえ、わたし、はくほうです。」
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