上川・幌加内Ｂ級グルメ、ラーメン「誠や」（12/23）

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１２月２２日月曜日は、クルマで剣淵→士別→下川→名寄→幌加内を回る日帰り出張だった。

出張は日帰り扱いだが、幌加内には27年来の付き合いの知人がおり、翌日は祝日で休みでもあり、泊まれるなら仲間も呼んで宅飲みしようということになり、幌加内に泊まらせてもらった。

翌１２月２３日火曜日、天皇誕生日の祝日は幌加内から旭川へ帰るだけだったから、お昼まで幌加内に滞在して昼飯を食べてから旭川へ帰ることにした。

幌加内町と言えば日本一のそばの産地だが、産地というだけで旨いそばを食べさせる店が幌加内市街にはないし、今回幌加内に泊まることにしたらそば打ち名人の友人も駆けつけてくれ、わざわざ仕事を終えてからそばを打ってくれ持ってきてくれたから、朝飯に茹でておいしいそばを食べたから、幌加内でそばはもういい。

そこで、昼飯は今年知人宅の並びに今年の夏に開店したラーメン屋「誠や」で食べて帰ることにした。

そばの町で貴重な唯一のラーメン専門店屋だが、元々長年札幌で飲食業に携わり、その後空知・当別町でやっていた評判のラーメン屋が、自然の中で子供をのびのびと育てたいと幌加内に移住してきて開いた店だそうだ。

したがって、旭川系ラーメンとは異なるタイプのラーメンを出すらしく、気になっていたのである。

イチオシのラーメンは何ですかと尋ねたらみそとのことだったが、あいにく自分は味噌ラーメンには興味がないので、ここは普通の「しょうゆ（790円）」にすることにする。

しょうゆとしおはスープがこってりとあっさりが選べるので、今回はこってりを食べてみる。

溶けたラードで覆った旭川風のラーメンではなく、背脂チャッチャ系である。


まずはスープをひと口飲んでみる。

うん、濃厚だな。

同じしょうゆと言っても、いかにも醤油の味が引き立っている旭川ラーメンとは全然違い、香りを嗅がなければ「しおラーメンです」と言って出されたらしょうゆラーメンと分からないかも知れない複雑な味である。

麺も、旭川ラーメンより明らかに太く、弾力もある黄色い玉子麺で、濃厚なスープには存在感のあるこんな麺が合っている。

チャーシューも箸でつついただけでホロッと崩れるとろとろのチャーシューで、具材のたまねぎともやしが多過ぎな感はあるが特徴がないとやっていけない激戦区・札幌近郊から来ただけのことはある、おいしいオリジナルスタイルのラーメンである。

スープまで完食。

そばの里で食べる専門店のラーメンも旨かった。