mixiユーザー(id:12593070)

2014年11月26日22:23

3442 view

シマノの2015年モデルのDi2のXTRは凄いです!

■シマノの2015年モデルのDi2のXTRは凄いです!

あれあれ、何かシマノのセミナーへお集りの皆さんの雰囲気が違うなー、何かロードの香りがしていない、最近ロード乗ってんだってという会話も聞こえてきます。開幕して解説を聞いてみれば納得でした。来春発売の11段の電動メカのMTB コンポーネント、最高峰モデルのDi2のXTRとそのメカニカルモデルがメインでした。ハイドロフォーミングのロードディスクブレーキの取り扱いやフールドのメンテナンスは従来通りとぶっ飛ばし状態でした。

ホイールが29インチ、27、5インチ、650Bと細分化しているMTBですが、シマノは2015年にメカニカルと電動のXTR11段仕様のM系の9000シリーズを来春発売します。これはシマノが世界のトップライダーへ向けての究極のMTBコンポーネントとして自信作です。

MTBのホイールが細分化して数年、まだまだどっちへ向かって走り出すのか、現段階では落ち着いて完全に固まった段階では無いと思いますが、29インチ、27、5インチ、650B(26インチに相当)は車輪の周長や、タイヤ周長がちがうので、ギヤクランクのチェーンリングの歯数構成や、フリーの歯数構成にも大きく影響します。

シマノは、クロスカントリーの競技者用のシングルギヤ、ダブルギヤ、トリプルギヤのクランクセットを用意して、ダウンヒルからフリーライド、クロスカントリーにまで幅広く対応できるMTBコンポーネントに仕上げています。

と言う事は、ストロークの大きい前後サスペンション付きフレームや、リヤリジッドやストローク量の小さいリヤで、フロントサス付きのクロスカントリーモデルにまで対応する、各パーツが用意されています。

Di2のXTRは、さすがに「電動」のマニュアル操作変速というだけに留まらない次元、プログラム変速(シンクロ1とシンクロ2)へ到達していました。もちろんライダーが手で変速レバーをプッシュして、マニュアル操作もできます。変速レバーを押せば、強大なモーターのパワーで前後のインデックス変速を、前は2段と3段、後ろは11段の内外への変速を強制的に素早く行えます。

シンクロ1とシンクロ2は、自動変速操作というか、最適なギヤ比に変速しようと、フロント変速レバーを操作しても、フロントのチェーンを移動する事無く、効率の悪いリスクの高いチェーンの斜めドライブを避けて、最適なギヤ比に変速調整してくれる、プログラム変速と言った方がいいでしょう。1と2の違いは選ばれるギヤ比の重さの違いを現しています。

だからシンクロモードへセットすると、フロントの変速レバーを押してインナーギヤへ変速する信号を発してもフロントが変速せず、リヤ変速機が動いてインナーギヤに変速したのと同じ重さのギヤ比へ、しかもチェーン落ちなどのリスクや、チェーンの斜めドライブによるロスのない、しかもチェーンタッチの無いように、前後変速機が自動変速してくれるというプログラムが作動します。

もう、分けが分かりませんが、ライダーが考えもしなかったDi2XTRの動きで、最適な変速状況を実現してくれるという、プログラム変速システムがシンクロモードと言う事になります。もうどこもシマノに追従できそうにないな。

と言う事は、シンクロシステムを常に採用するトップライダーも登場していて、リヤ変速の操作だけで、フロントはプログラム変速してくれるので、フロント側のシフトレバーなしでレースを走っているそうです。そういう時代へ突入する可能性もありますね。

ちなみにDi2 のXTRはモーターが強力なので消費電力が大きく、1回のフル充電時間が1時間半で、変速できる走行距離は280kmから300kmだそうです。ロードが700kmから1000kmなのですが、MTBのライドイベントから考えると十分な可動時間だそうです。


1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する