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2014年11月27日16:21

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ランチタイムコンサート Vol.2

先月2日の日記に書きましたが、今日はその第2弾であります

第2弾と言ってもワタシにとってであって、ランチタイムコンサート
そのものは、もう第131弾になるようです

今回も母校のOB合唱団が伴奏でお世話になっている永澤友衣
さんのピアノ・リサイタルです
テーマは「幻想曲」
set listは
 モーツァルト 幻想曲 ニ短調 K.397
 シューマン 3つの幻想的小品 作品111
 ショパン 幻想ポロネーズ 変イ長調 作品61

モーツァルトの短調作品は途中で長調に転ずるところがある
そこがいかにもモーツァルトです
自分が何故となく追い求めていたものが、突然振り向いて
この上もなく愛らしい正体を現す瞬間
憧れに捕らわれてなおも追い続けることになるその哀しみ
これこそがモーツァルトの世界です

シューマンの小品集は精神疾患に陥ってからのものなので
焦燥感ともやもやと暗い幻想で、ロマンチックな夢物語ではありません
第2曲はアイヒェンドルフ歌曲集の「憂愁」に似ておりますが
その甘いメロディもつかの間にすぎません

シューマンと同い年のショパンは音楽性が全く異なります
ショパンにはシューマンのような文学的傾斜がない
(シューマンに見られるような文学的タイトルは皆無です)
それでもこの幻想ポロネーズは他の(軍隊や英雄)作品とは
違って絶対音楽的ではない、揺れ動く感情の表出というような
ものが感じられます

永澤さんのピアノは幻想的というよりは、かっちりとしたもので
女流であるからと言って情緒に流されるようなものではありません

アンコールはショパンの「別れの歌」
幻想つながりの手頃な小品がなかったのかな(ちょっと思いつきません)
割と普段耳にしないような渋いプログラム構成だったので
聴衆へのサーヴィスだったのかもしれませんね

ランチタイムだったので、コンサート終了後はセレブの街広尾で
油そばを食べました(どこがセレブなんだか)がトッピングは必須ですね
ワタシの隣の席のガテン系は大盛りトッピングなしを食べていましたが
自分でも「殺風景だな」と言ってました

口の中が少々ギトギトしましたので7−11で角ハイボールを
購入して、帰りの東横線車内で飲みました

コンサート・チケット代と飲食費しめて2024円也(交通費別)
小春日和の午後のひと時でした
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