mixiユーザー(id:12669625)

2014年11月28日16:46

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映画日誌「シャトーブリアンからの手紙」

 第二次世界大戦時、ドイツ軍の占領下にあったフランスの収容所。レジスタンスによるドイツ軍将校暗殺に対する見せしめとして、ヒトラーから、収容所の人間150人の処刑が命ぜられる。
 何とか処刑をやめさせるべく、犯人捜しを行うパリの司令部、地元民との調和を重んじる司令部の幹部、塀越しに一人の女性との恋に陥る収容所の若者、処刑者のリストづくりを行う副知事など、様々な人物が交錯し、後半は処刑者として選ばれ、銃殺刑に至るまでの各人物の描写が中心となるが、特に前半が退屈で、後半でも若者や抵抗運動のリーダー、牧師、老医師など、それぞれの人物像がどうも深く使わってこないし、そもそも誰が主人公なのかもよくわからない感じ。
 もう少し的を絞った人物の描写が欲しかったし、全体的に単調で、最後くらいは、少しばかり波乱があっても良かったような気がする。
 事実に基づいているとはいえ、ブリキの太鼓のォルカー・シュレンドルフ監督だけに、もっとユニークな演出があっても良かったのでは?。少し久しぶりに、期待度で裏切られてしまったみたい。
★55点
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