mixiユーザー(id:1640816)

2012年06月03日19:29

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心臓のこと。



これは脈拍で歩き回る心臓。よく出来ているなぁと感心しました。

私が生まれて初めて心臓というものを知ったのは、楳図かずお先生の「うばわれた心臓」だったんですよね。

フォト


きれいな女の子のなかにこういうグロいものがあること自体、当時はなんともいえない恐怖を感じたものです。笑。
それから解剖の授業を受けたりなんかして(解剖セットを購入して独自にフナとかをさばいてました)、心臓の位置を知るようになっていくんですが、心臓を幻想的に描いたものってえと、やっぱり高橋葉介先生のライヤー教授の午後のなかのハナシでしたね。心臓を拾って洗面器、湯船と飼って、だんだん巨大化するそれを最後に海に放して、血の雨が降るという内容だったと記憶しております。
後、心臓そのものは出ませんが、鼓動の音が最大の効果を発揮したのは、諸星大二郎先生の短編でホムンクルスを作るってハナシ。絶世の美女を作り出す妄執にとり憑かれた友人を訪ねた主人公がわけもわからずドキドキする理由が判明した時のショック!!・・・あれは誠に最高の読み応えがありましたな。
心臓ネタは漫画だけでなく、他にもイロイロあるのですが、最高の演出をキメたのはやはり楳図かずお先生だと思いますね。
「うばわれた心臓」のグロさだけでなく、「おろち」の最終章で、心臓手術をすれば助かると分かって本性をあらわにする姉のサイコぶりを描き出すという見事な手腕。

ドブちゃんの持ってきてくれたキーワードでイロイロ思い出せた晩飯どきでした。にっこり。
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